院長ブログ

トレーニング効果の向上

2013年5月2日

GW 真っ只中ですね! 私も週末は熱海までロングライドに行きます。

楽しみ楽しみ。

 

自分も含めてですが、運動後、休養を取っているにもかかわらず

いつまで経っても疲れがとれない、肉体疲労が改善されないってことありませんか?

スポーツに関連するものの場合、東洋医学では鍼を使うことが多いですが

今回はそういった方にお勧めの「漢方」のお話です。

 

まず漢方では

筋肉に栄養を運び→血虚を治す

老廃物を送り流す→瘀血(おけつ)を改善するのは血(けつ)と考えます。

よって血虚だと筋肉は痩せ、瘀血で疲労が抜けないと考えるのです。

 

瘀血だと発痛物質が局所に留まり慢性の痛みを起こします。

筋疲労や筋肉痛には補血薬、駆瘀血薬を考えます。

 

そのためには

血虚+気虚を治す「 十全大補湯」と

駆瘀血剤の「桂枝伏苓丸」はいい組み合わせです。

 

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桂枝伏苓丸

 

また、激しいトレーニング時は肉体疲労以外に消化管の疲労や

精神的疲労(気虚)も伴うことが多いです。

その時にはストレス性胃炎によく用いられる「六君子湯」が効果を発揮します。

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 スポーツ漢方医学の可能性について書かれた面白い文献があり

ある女子駅伝チームの桂枝伏苓丸+十全大補湯を内服してもらった所、疲労の抜けがよくなり

パフォーマンスが上がったと結果も出ているくらいです

 

んじゃ、トレーニング中、レース前、レース中、レース後…。いったい何を飲めばいいんだ!

となりますが、あくまで個人的な考えですが

 

○非強化トレーニング日:十全大補湯7.5g/日 (+六君子湯7.5g/日)

               桂枝伏苓丸2.5g/寝る前+鉄剤(フェロミアなど)

○強化トレーニング日:桂枝伏苓丸7.5g+十全大補湯7.5g /日 (+六君子湯7.5g/日)

            +鉄剤

 

でどうでしょうか?

 

レース中などは(いいか悪いかは別として(笑))

即効性のある「芍薬甘草湯」(痛み止めとして。筋をほぐしてくれる)はいいと思います。

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【まとめ】

・トレーニングによる筋の損傷・筋肉が攣りやすい→ 血虚 →「十全大補湯」

・疲労物質・炎症の蓄積・慢性痛→ オ血 →「桂枝茯苓丸」「疎経活血湯」

・引退した方の関節水腫 → 「防已黄耆湯」

・NSAIDS無効例の熱感を伴う膝の痛み → 「越婢加朮湯か麻杏ヨク甘湯」

・捻挫・骨折の腫れ痛み → 「治打撲一方」

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