ピロリ菌の検査・除菌療法

当院は院内に検査機器を設置しておりますので、検査当日に結果を説明し、必要であれば直ちに除菌治療を開始できます。

  • ピロリ菌とは?
  • ピロリ菌感染について
  • ピロリ菌と胃粘膜障害
  • ピロリ菌の検査方法
  • ピロリ菌除菌療法
  • 除菌療法の副作用
  • 検査の注意事項
  • 検査・治療費(自費の場合)

ピロリ菌とは?

胃の粘膜に生息している らせん形の細菌で、4〜8本の鞭毛(べんもう)と呼ばれる毛を持ち、活発に運動することが出来ます。

ピロリ菌 ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は、胃の粘膜に生息しているらせん形の細菌で、4〜8本の鞭毛(べんもう)と呼ばれる毛を持ち、活発に運動することが出来ます。
ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素によって生成されるアンモニアを利用して身の回りをアルカリ性にすることで胃酸を中和しています。

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ピロリ菌感染について

井戸水のころの「経口感染」が有力ですが、実際のところよくわかっていません。現在の日本では60歳以上で70%近い感染率があります。

日本人のピロリ菌感染率の過去と将来予測

感染経路としては、井戸水のころの「経口感染」が有力ですが、実際のところよくわかっていません。1992年に行われた少々古い日本での調査になりますが、若い人のピロリ菌感染は少ないが、40歳以上では約80%以上が感染していたという報告があり、上下水道の普及率が低かった時期と一致しています。
また新興国に比べると、先進国におけるピロリ菌の感染率は低いことがわかっています。これはピロリ菌感染が衛生環境の状態と深い関連があることを示唆しています。

現在の日本では60歳以上で70%近い感染率がありますが、他の先進国に比べると異例に高い感染率なのです。

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ピロリ菌と胃粘膜障害

胃がんの患者さんには、ほぼピロリ菌がいます。除菌をすることで胃がんのリスクを下げられます。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の90〜100%がピロリ菌に感染していると言われており、除菌療法により著明に再発が抑制されることから、潰瘍発症にピロリ菌が関与していることは明らかです。
しかし、ピロリ菌以外にもアルコールやタバコ、非ステロイド系消炎鎮痛薬、あるいは過度のストレスなども潰瘍の原因になることも忘れてはいけません。
ピロリ菌感染と胃がん発症との関係 一番心配されるのはピロリ菌と胃がんの関係ですが、
ピロリ菌感染陽性例では、10年後に2.9%に胃がんを発症した
のに対し、陰性例では発症例はなかったという報告があります。
数字的に少ないと感じるかもしれませんが、胃がんの患者さんには、ほぼピロリ菌がいます。
除菌をすることで少しでも胃がんのリスクを下げられるのであれば、見逃せない数値であることは間違いありません。
「へリコバクター・ピロリ感染の診断と治療のガイドライン」での、医学的にピロリ菌感染者全員の除菌治療が、推奨されていることもうなずけます。

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ピロリ菌の検査方法

検査の精度が高い「尿素呼気試験」がおすすめです。検査薬を服用して呼気を採取するだけなので、痛みやつらさがありません。

ピロリ菌の検査方法

現在、ピロリ菌がいるかどうかを調べる検査にはいくつかあります。

  • 胃内視鏡にて直接胃粘膜を数か所採取し、顕微鏡で観察する方法
  • 血中・尿中ピロリ菌抗体測定
  • 便中ピロリ菌抗原測定
  • 尿素呼気試験

それぞれに一長一短ありますが、当院でおすすめしているのは④ 尿素呼気試験です。
検査の精度が高く、辛くなく、採取や処理が頻雑でない。
他の検査の欠点をほぼカバーしていると考えています。

検査薬を服用していただき、約20分後に紙バッグに呼気を採取、
その後の検査時間は2分です。

当院は院内に検査機器を設置しておりますので、検査当日に結果を説明し、
必要であれば直ちに除菌治療を開始できます。

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ピロリ菌除菌療法

合計3種類の薬を同時に1日2回、7日間服用します。除菌に失敗しても2回目の除菌療法を受けられます。

ピロリ菌除菌療法の流れ

ピロリ菌感染胃炎に対しては除菌療法を行います。
1種類の「胃酸を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3種類を
同時に1日2回、7日間服用します。
除菌療法には1回目の除菌療法(一次除菌療法)で除菌に失敗しても
2回目の除菌療法(二次除菌療法)を受けることが出来ます。

一次除菌療法の成功率は約75%と言われており、
(お薬によって成功率に差がでることがあります)
1回目と2回目を合わせた除菌率は95%を超えます。

除菌がうまくいかない原因として

  • 薬を飲み忘れた
  • 自分の判断で服用を中止した
  • 除菌に使用する抗菌薬が以前使用したことがあり、ピロリ菌に耐性が出来てしまった。

などが挙げられます。
また、アルコールやタバコは胃酸分泌を促進することが知られており、除菌率を上げるために、除菌療法中は禁酒、タバコは吸わないようお話しております。

当院では、患者さんには指示通り服用するよう指導するとともに、
自己判断で服薬を中止しないよう十分説明することを心がけています。

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除菌療法の副作用

主な副作用は下痢と味覚障害ですが、いずれの症状も重症化することはまれです。

除菌療法の副作用として

  • 軟便(下痢)
  • 味覚障害
  • 肝機能異常
  • 発疹やかゆみ

が報告されていますが、主な副作用は①軟便(下痢)と②味覚障害です。

いずれの症状も重症化することはまれですが、おかしいなと感じたら、自身の判断で服薬を中止するのではなく、主治医もしくは薬剤師にご相談ください。

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検査の注意事項

すべて保険治療で行えますが条件があります。条件に当てはまらない場合は、自費になります。

すべて保険治療で行えますが条件があります。
それは胃内視鏡、または胃透視をして

  • 胃潰瘍、または十二指腸潰瘍がある
  • 胃がんがある
  • ピロリ菌がいそうな胃炎がある(ヘリコバクター・ピロリ胃炎)

これらが認められないかぎりは保険適応にならず、すべて自費になってしまいます。

「ピロリ菌心配なので検査してください」といっても自費での検査しか出来ないのが今の保険診療の決まりです。
さらに、もしピロリ菌がいた場合、その後の治療もすべて自費になります(お薬など含めて全てです)ので注意が必要です。

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検査・治療費(自費の場合)

検査(尿素呼気試験)・診察・お薬代を合計して2万円弱でできます。

①尿素呼気試験(※1)
10,000円
②診察料(検査結果説明など)
2,000円
③お薬代(※2)
5,000〜8,000円

料金は全て税抜きです。
※1:1〜4回行います。(ピロリ菌(+),(-)の有無、ピロリ菌除菌成功の有無)
※2:自費のため薬局によって料金に差が出ます。参考価格です。

胃カメラの検査も以前と比べだいぶ楽になってきています。
ピロリ菌検査だけでなく、胃カメラを施行し、ご自身の胃の状態を確認しておくことを強くお勧めします。

軟性内視鏡用洗浄消毒器

当院では「軟性内視鏡用洗浄消毒器」を使用しております。

最近、ピロリ菌や一般細菌の内視鏡介在感染が問題となっています。
当院では、これらの防止に内視鏡用洗浄消毒器を使用し
清潔な内視鏡での検査・治療を徹底しています。

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ピロリ菌検査・除菌治療についてのお問い合わせ

ピロリ菌検査や治療について、ご不明な点なございましたら、当院まで、お電話またはメールにてお問い合わせ下さい。

03-3637-1851 受付時間 月・火・水・金 9:00
						〜18:30 木・土 9:00〜12:30

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