院長ブログ

小麦(グルテン)が体に及ぼす悪影響

2022年2月3日

小麦粉に含まれるグルテン。みなさん、名前だけは聞き覚えがあると思います。

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」で一躍知れ渡るようになったタンパク質です。

 

グルテンが自身の体調を害していることを知り、実家がビザ屋という皮肉と向き合い、グルテンを断つことで、そこから一流選手であった彼が、超一流選手に成ることができた事実が、大変興味深い本でした。

 

さて、このグルテン、何が私達の体に悪影響を及ぼすのでしょうか?

 

1)グルテンは消化困難なタンパク質

グルテンはラテン語で「糊(のり)」を意味する語源から作られました。小麦粉は水を含むとベタベタします。そしてよくこねるとモチモチをした心地よい食感をもたらすのです。

 

そもそもグルテンは人の消化酵素では分解されにくいため、腸の粘膜の中に貼り付いて異物となってしまいます。そして腸粘膜を傷つけ、結果、炎症を起こしてリーキーガットの大きな原因となります。

グルテンが遺伝的に食べられない自己免疫性疾患である「セリアック病」は日本人には少ないとされていますが、グルテンを多く含む食事をした後に、胃が膨張し、胃の痛みや吐き気、腹部のけいれんを感じる、グルテン不耐症の方は臨床のばでもたくさんいらっしゃいます。

 

2)小麦粉は血糖の乱高下をもたらす

小麦の70%を占める糖質に含まれるアミロペクチンAは、急激な血糖上昇をもたらします。それを下げるためにインスリンが過剰分泌された結果、脂肪を溜め込み、太りやすくなったり、むくみを引き起こす原因になります。

また、日常、強い疲労感や集中力低下を感じたりするようにもなります。そのアミロペクチンAは、小麦の中の糖質の大部分、75%を占めています。

 

3)グリアドルフィンが中毒性をもたらす

グルテンに含まれるグリアドルフィンは、オピオイド効果をもたらすタンパクで、腸管から血中へ移行し、血液脳関門を通過して脳内に到達すると、脳のオピオイド受容体に結合し、モルヒネ様作用を引き起こします。

結果、ドパミンが放出され、脳が興奮、パンを、麺を、小麦をもっとくれ、もっとくれ、と中毒様作用をもたらすのです。

 

あなたが身体に不調を感じた場合、「何を食べたら調子が良くなり、悪くなるのか」を知ることが大切です。

もし小麦を使った食品を摂ることで身体にマイナスな反応があれば、控えたり、減らして除去することも必要になってくるかと思います。

私は、多くはないですが、パンも麺も食べることはあります。多くはないので、食べられなくても、苦しくはありません。

しかし、あなたがもし、それがストレスになる様なことがあったら、なぜそうなるのかを考えてみる必要があるのかもしれません。

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