院長ブログ

睡眠不足①〜ホルモンの乱れと不眠〜

2022年5月9日

睡眠不足①〜ホルモンの乱れと不眠〜

日頃、寝つきが悪い、夜間目が覚めると眠れなくなることで悩まれている方は多いと思います。疲れは取れないし、日中の生活リズムが崩れてしまいます。

不眠は、体に慢性炎症を引き起こし、インスリン抵抗性を上げ、糖尿病を悪化させたり、自律神経のバランスが崩れることで血圧を上昇させます。また、食欲抑制ホルモンであるレプチン分泌を低下させ、逆に食欲増進ホルモンのグレリン分泌を増やし、肥満の大きな原因となりいいことがありません。

今回、不眠の原因を分子栄養学的に考えてみました。

私の考える不眠の原因は

  • ホルモンの乱れと
  • 腸内環境の乱れです。

今回は先ず、「睡眠とホルモンの関係」についてお話しします。

○ホルモンの乱れと不眠

1)メラトニン

人は、夜になると脳の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンが分泌されることによって自然に眠くなります。

体の概日(がいじつ)リズム、つまり体内時計は1日25時間と言われていて、リセットをしないと、毎日少しずつ狂いが生じてきます。そのリセットの仕方は、朝日を浴びて体内時計をコントロールしているメラトニンの分泌を止めることです。

夜間夜ふかしをして、光を浴びていれば体内時計は乱れますし、加齢と共にメラトニンの分泌は減ってきます。毎日朝日を浴びて、体内時計のリセットを心がけてください。

2)コルチゾール

副腎疲労により、コルチゾールの分泌が滞り、低血糖が起きると、それを補うためにアドレナリンが分泌されます。寝ている間もボクシングをやっているような状態ですから、寝ていられません。

3)プロゲステロン

女性ホルモンであるプロゲステロンは睡眠ホルモンです。更年期になると、プロゲステロンが急激に減少することで睡眠障害を引き起こします。

また、プロゲステロンも、コルチゾール同様にコレステロールから合成されます。原料のコレステロールが低値だったり、副腎疲労が進行した状態では、プロゲステロンも減少し、寝られなくなってしまいます。

4)成長ホルモン

睡眠と大きく関わるのが、ダメージを受けた細胞の修復・再生・肌のターンオーバーの正常化を促す、アンチエイジングの主役成長ホルモンです。成長ホルモンは、夜間の血糖コントロールに、コルチゾールと並び重要です。

最近の研究では、成長ホルモンの分泌には寝る時間に関わらず、寝初めの90分に深い睡眠(ノンレム睡眠)が訪れた時に最も多く分泌されると言われています。

一度睡眠アプリなどを利用して、自身の睡眠の質を確認してみるといいと思います。

 

 

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