がんを起こしやすくする関連遺伝子を検査
がん遺伝子検査
遺伝子検査でがんのなりやすさを予測します。
「がん」は遺伝要因と環境要因を把握して治療・予防する時代
がんや生活習慣病は「遺伝要因」と「環境要因(生活習慣)」が影響しあうことで、発症の有無や症状の程度が決まると言われています。
例えば、動脈硬化を指摘されたAさんとBさんが、同じような食生活と運動習慣を心がけていたとしても、わずかな遺伝子の違いによって症状の進行に大きな違いが生まれます。
兄弟でも血管が詰まりやすい人と、血管が詰まりにくい人がいることから、動脈硬化は「遺伝要因」と、食生活・運動不足・ストレスなどの「環境要因」が原因で発症し、進行するスピードや症状の程度にも個人差が生まれるということが分かってきました。
がん遺伝子検査では「遺伝要因」を解析して、患者様の体質を把握、遺伝的ながんのなりやすさを予測します。また「環境要因(生活習慣)」において注意すべき点と推奨するライフスタイルなどを詳しくご説明いたします。
アクアメディカルクリニックでは、がんの早期発見と患者様お一人おひとりにあった改善法や予防プログラムをご提案します。
遺伝子情報を担う塩基配列(A/G/C/T)のわずかな違い
遺伝子情報は4文字の塩基配列(A/G/C/T)で記録されており、約30億の対になっています。私たちは塩基配列を両親から受け継ぎ、その塩基配列のデータを元に体内でタンパク質が作られます。そのタンパク質が私たちの筋肉・骨・臓器などの材料となり身体を形成しているのです。
塩基配列は、ヒトとヒトとでは99.9%が同じで残りの0.1%の違いが個人差(目、毛髪、皮膚の色、体格の差、能力差)を生んでいます。ヒトとチンパンジーとでは、身体的特徴や行動的特徴も異なりますが98%以上が同じことから、わずかな違いの集まりが大きな違いを生んでいることが分かります。
そのわずかな違いの集まりにおいて、1個の塩基が他の塩基に置き換わっているものを「スニップ(SNP:一塩基多型)」と呼びます。
1つの疾患に関連する「スニップ」は100種類以上あると言われています。がん遺伝子検査では複数のスニップを測定し、患者様の体質や遺伝的ながんのなりやすさをレポートいたします。
がん遺伝子検査で分かること
女性14項目、男性12項目のがん疾患について、保有遺伝子からみた遺伝的なリスク度を3段階(平均・注意・要注意)でレポートします。
検査方法
少量の採血をして検査を行います。4週間程度で検査結果が分かります。
検査費用 55,000円(税込)
※保険適用外(自費診察・検査)、初診料、再診料別
アクアメディカルクリニック院長、寺田武史医師よりひとこと
男性のがんの約53.3%、女性のがんの約27.8%が、生活習慣や感染が原因で発症につながったと考えらえており、生活習慣を改善することで発がんリスクを下げるということが分かってきました。
アクアメディカルクリニックでは、がん遺伝子検査を実施することで患者様の潜在的ながん発症リスクをレポートするとともに、お一人おひとりにあった生活習慣や予防方法をご提案します。
- 自分の家系はがん家系なのではないかと心配
- 自分にあったライフスタイルを知りたい
- 健康的に長生きしたい
ご自身やご家族で気になる症状・お悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。