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遅延型フードアレルギー検査
アクア・メディカル・クリニックでは、遅延型フードアレルギー検査を実施しています。
遅延型フードアレルギーとは
一般的なフードアレルギーは、特定の食物を食べると数分~数十分後に、蕁麻疹や痒み、腹痛、呼吸困難などのアレルギー症状を引き起こす『即時型フードアレルギー』と言われているものです。原因となる抗体はIgE抗体で、すぐに症状が現れるため比較的診断しやすいのが特徴です。
それに対し『遅延型フードアレルギー』は、特定の食物を食べてから症状が出るまでの時間が数時間~数日後と遅く、症状も多彩であるため、その症状が食物によるアレルギーであると気付きにくいのが特徴です。原因となる抗体はIgG抗体で、大好物だったり、健康に良いと積極的に摂取している食物が高反応となることが多くあります。
病院で一般的に行われる保険適用のアレルギー検査は、IgE抗体を調べる即時型フードアレルギーの検査です。何度検査をしてもすべて陰性で原因のわからない方は、IgG抗体を調べる遅延型フードアレルギーの検査をお勧め致します。
遅延型フードアレルギーの症状
- 疲れが取れない
- めまいがする
- 気持ちが落ち込んでしょうがない
- 頭痛が治らない
- 集中力が続かない
- 血圧が下がらない
- 下痢と便秘を繰り返す
- 肩こりがよくならない など
さまざまな症状がなかなか改善されない場合、遅延型フードアレルギーが原因になっている可能性があります。
遅延型フードアレルギー検査について
検査方法
ごく少量の血液を採血して検査を行います。
検査の種類
2種類の検査があります。
IgG食物過敏セミパネル(120項目)39,000円(税込み)
日本人の食生活にお馴染みの乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、コーヒー、スパイス、海草などを、120項目取り揃えたバランスの良いパネルです。
IgG食物過敏フルパネル(219項目)55,000円(税込み)
多様化する現代人の食生活に対応して、219項目ものバラエティに富んだ食品(ハーブやスパイス類も含む)を揃えたパネルです。
※初診料11,000円(税込み)・再診料6,600円(税込み)・検査説明料3,000円(税込み)(30分ごと3,300円(税込み))となります。
遅延型フードアレルギーは、「食物そのものが原因となるパターン」と「腸のバリア機能の破綻が原因となるパターン」の、2つの反応パターンがあります。「食物そのものが原因となるパターン」では、原因となる食物だけ強く反応し、そのほかの食物にはほとんど反応しません。「腸のバリア機能の破綻が原因となるパターン」では、ほとんどの食物に対して一定以上の強い反応が見られ、リーキーガット症候群と深く関わりがあります。
遅延型フードアレルギーの治療
一定期間、原因となる食物の摂取量を制限して腸内環境を整えます。
改善が見られれば摂取頻度や量を調節することで、その食物を再び食べられるようになります。
また、治療を開始してしばらく経つと、頭痛や腹痛が改善したり、肌や睡眠の質が良くなるなど、体調の良さを体感する人も少なくありません。
「もしかして遅延型フードアレルギーかも?」と気になる症状がある方や、遅延型フードアレルギーの検査を行ってみたい方は、まずは当院にご相談ください。