不整脈とは、脈が速くなる、遅くなる、不規則になるなど、心臓の拍動リズムに乱れが起こる状態です。

不整脈は、「心臓がドクンとする」「脈が飛ぶ感じがある」「何もしていないのに心臓がバクバクする」「息切れやめまいがある」といった症状で気づくことがあります。

また、健康診断の心電図検査や、家庭用血圧計・スマートウォッチで不整脈を指摘される方もいます。

不整脈には、あまり心配がないケースもありますが、なかには心臓病や生活習慣病、甲状腺の異常、貧血などが関係している場合もあります。

このページでは、不整脈の基本的な情報をまとめています。

不整脈とは

不整脈の女性のイメージ画像

不整脈とは、前述の通り、心臓のリズム(拍動)が通常と異なる状態を指します。

通常、心臓は電気信号によって規則正しく動いています。
しかし、この電気信号の流れに乱れが起こると、脈が速くなったり、遅くなったり、不規則になったりします。これが不整脈です。

不整脈は大きく分けると、次のような状態があります。

  • 脈が速くなる「頻脈」
  • 脈が遅くなる「徐脈」
  • 脈が飛ぶ、乱れる「期外収縮」など

運動した後や緊張したときに一時的に脈が速くなることは、誰にでも起こります。
また、睡眠中や安静時に脈がゆっくりになることもあります。

一方で、安静にしているのに急に動悸がする、脈が乱れる状態が繰り返される、息切れやめまいを伴う、といった場合は、医師による診断が必要となります。

不整脈の主な種類

不整脈のイメージ画像

不整脈にはさまざまな種類があります。
このページでは代表的なものを4つご紹介します。

1:頻脈性不整脈

通常より脈が速くなる状態です。
心拍数が1分間に100を超えると、頻脈性不整脈の可能性が高いとされています。

頻脈性不整脈の場合は、激しい動悸、息切れ、めまいなどが現れることもあります。

運動や緊張で一時的に脈が速くなることはありますが、安静時に突然脈が速くなる場合や、息苦しさを伴う場合は医療機関の受診を検討しましょう。

2:徐脈性不整脈

通常より脈が遅くなる状態です。
心拍数が1分間に50を下回ると、徐脈性不整脈と診断されます。

主な症状としては、失神、ふらつき、めまい、認知症のような状態が挙げられます。

体質や運動習慣によって脈が遅い方もいますが、上記のような症状がある場合は注意が必要です。

3:期外収縮

心臓の拍動が乱れる状態です。
具体的には、正常な心拍の間に余計な脈が入る状態のことを指します。

期外収縮の場合は、多くの方が症状を自覚していません。
まれに「胸が痛い」「脈が飛ぶ」「胸がドクンとする」といった症状が出ることがあります。

症状が軽く、心臓に大きな病気がない場合は経過を見ることもありますが、頻度が多い場合やめまい・息切れを伴う場合は医師による定期的な診察が必要です。

不整脈の主な原因

不整脈の原因のイメージ画像

不整脈の原因は一つとは限りません。
心臓そのものの病気だけではなく、生活習慣、体調、薬の影響、内科の病気など、さまざまな要因が重なって発症することもあります。

主な原因は以下の4つに分けられます。

  • 心臓などの病気
  • 薬やサプリメント
  • 生活習慣
  • 加齢・遺伝

1:心臓などの病気

不整脈には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、貧血、甲状腺の異常、心臓病などが関係している場合があります。

なかでも心臓に疾患がある場合は、心筋(全身に血液を送るポンプのような筋肉)がダメージを受けたり、電気の通り道が妨げられたりして不整脈が発生しやすくなります。

そのため、不整脈の診療では、脈だけを見るのではなく、心臓をはじめとした全身の状態を確認することが大切です。

2:薬やサプリメント

一部の薬やサプリメントによって、動悸や脈の乱れを感じることがあります。

身近な例では、市販薬の風邪薬に含まれている、鼻づまりや咳を抑える成分(メチルエフェドリンなど)が心臓を刺激し、不整脈を引き起こすことがあります。

風邪薬、アレルギー薬、漢方薬、サプリメントなどを使用している方は、受診時にお薬手帳や使用中の製品がわかるものをお持ちください。

なお、自己判断で薬を中止すると、もともとの病気が悪化することもあるため、まずは医師に相談しましょう。

3:生活習慣

ストレス、睡眠不足、疲労、脱水、カフェインの摂りすぎ、飲酒、喫煙などは、激しい動悸や脈の乱れのきっかけになることがあります。

一時的な体調不良で脈が乱れることもありますが、症状を繰り返す場合や、生活を見直しても改善しない場合は、医療機関で診察・確認をすることが大切です。

4:加齢・体質

加齢とともに心臓の機能や電気刺激を伝える働きが弱まり、不整脈が起こりやすくなります。

なかでも頻脈性不整脈であり、脈がバラバラになる「心房細動」は、年齢が上がるほど発症率が高い傾向にあります。

また、不整脈には遺伝が関係していることもあります。
血縁者に40歳未満で不整脈を発症した人がいる場合は特に注意が必要です。

不整脈になりやすい人

脈を測る様子

不整脈には良性のものもあり、健康な方でも発症することはあります。
ただし、次のような方は不整脈が起こりやすい傾向にあります。

1:高血圧の方

高血圧の状態が続くと、心臓や血管の壁に負担がかかり、心臓の拍動にも影響することがあります。

また、高血圧の方は糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を併せて発症することがあり、さらに不整脈が悪化する可能性も否定できません。

健康診断で血圧が高いと言われた方、自宅で測る血圧が高い方は、不整脈だけでなく、生活習慣病全体の確認が大切です。

2:心臓などの持病がある方

狭心症、心筋梗塞、心不全、心臓弁膜症、心筋症など、心臓の病気がある方は、不整脈が起こりやすくなることがあります。

また、糖尿病、脂質異常症、甲状腺の異常、貧血などの内科的な病気が、動悸や脈の乱れに関係している場合もあります。

心臓の持病がある方や、以前に心電図異常を指摘された方は、症状が軽くても一度医療機関を受診することをおすすめします。

3:生活習慣が乱れている方

睡眠不足、疲労、ストレス、飲酒、喫煙、カフェインの摂りすぎ、運動不足といった生活習慣の乱れは、動悸や脈の乱れのきっかけになることがあります。

特に、「忙しい時期に動悸が出る」「寝不足の日に脈が飛ぶ感じがする」「飲酒後やカフェインを多く摂った日に不整脈のような症状が出る」という方は、具体的な症状と最近の生活習慣を医師にお知らせください。

なお、生活習慣を整えることで症状が軽くなる場合もありますが、不整脈の原因が生活習慣だけとは限りません。
症状を繰り返す場合は、医療機関で確認することが大切です。

4:高齢の方

年齢を重ねると、心臓の機能や電気刺激を伝える働きが弱くなり、脈の乱れが出やすくなることがあります。

なかでも脈がバラバラになる「心房細動」は、高齢者の方に多い不整脈とされています。

大きな心配がない不整脈もありますが、脳梗塞のリスクと関係する不整脈が見つかることもあります。

「加齢のせいだから」と放置せず、一度医師にご相談ください。

5:遺伝的に不整脈の体質をお持ちの方

不整脈の中には、遺伝による体質が関係するものもあります。
特に、以下に当てはまる方は注意が必要です。

  • 血縁者に40歳未満で不整脈を発症した人がいる
  • 血縁者に若年で原因不明の失神や突然死をした人がいる
  • 睡眠時や運動時に発作が起こる

不整脈の症状

めまいを感じる女性

不整脈では、はっきりした症状が出ないこともあります。
しかし、次のような症状がある場合は、一度医療機関に相談することをおすすめします。

  • 動悸がする
  • 脈が飛ぶ感じがある
  • 胸が一瞬ドクンとする
  • 何もしていないのに心臓がバクバクする
  • 脈が速い、または遅いと感じる
  • 息切れしやすい
  • 疲れやすい
  • めまい、ふらつきがある
  • 健康診断で不整脈や心電図異常を指摘された
  • 血圧計やスマートウォッチで脈の乱れを指摘された

「一瞬だけだから大丈夫」「年齢のせいかもしれない」と思って放置される方もいますが、心筋梗塞などの重大な病気が隠れている可能性もあります。

一度、症状の出方、頻度、持続時間、生活習慣病の有無などを確認することで、経過を見てよいものか、追加の検査や専門医への相談が必要かを判断しやすくなります。

早めの受診が必要な症状

不整脈の中には、早急な対応が必要なものもあります。
次のような症状がある場合は、早めの受診や救急相談を検討してください。

  • 胸の痛みがある
  • 強い息苦しさがある
  • 失神した、または意識が遠のいた
  • 冷や汗を伴う強い動悸がある
  • 立っていられないほどのめまいがある
  • 脈が急に非常に速くなり、なかなか治まらない
  • 動悸と一緒に胸の圧迫感がある
  • 片側の手足に力が入りにくい、ろれつが回らない

特に、胸痛・失神・強い息苦しさを伴う場合は、心臓や脳の病気が関係している可能性があります。
自己判断で様子を見続けるのは避けましょう。

当院で行う診察・検査

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アクアメディカルクリニックでは、不整脈が疑われる方に対して、以下のような確認及び診察・検査を行います。

  • 症状の出方、頻度、持続時間の確認
  • 脈拍・血圧の測定
  • 心電図検査
  • 必要に応じた血液検査
  • 病気や体質の確認(生活習慣病や貧血、心臓・甲状腺の疾患など)
  • 必要に応じた専門医療機関への紹介

受診時に持参いただきたいもの

不整脈は、診察時に症状が出ていないと心電図で確認できないこともあります。
そのため、以下をご持参いただれば診療の参考になります。

  • 健康診断の結果
  • お薬手帳
  • 血圧や脈拍の記録
  • 症状が出た時間帯のメモ
  • スマートウォッチや血圧計の記録
  • 服用中の市販薬やサプリメントのメモ

不整脈の治療方法

不整脈の治療方法のイメージ画像

不整脈の治療方法は、不整脈の種類、症状の強さ、心臓病や生活習慣病の有無、年齢、日常生活への影響などによって異なります。

なお、不整脈が見つかったからといって、すぐに薬や治療が必要になるとは限りません。

症状が軽く、心臓に大きな異常がない場合は、経過を見ながら生活習慣を整えることもあります。

一方で、脳梗塞や心不全などのリスクがある不整脈では、薬による治療や専門的な治療が必要になる場合があります。

1:生活習慣の見直し

生活習慣による不整脈の場合は、睡眠を十分にとる、飲酒量を控える、カフェインを摂りすぎない、禁煙する、ストレスをためすぎないといった生活習慣の見直しを行います。

また、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある方は、それらを適切に管理することも不整脈の予防や悪化防止につながります。

2:薬による治療

不整脈の種類や症状によっては、薬による治療を行うことがあります。

脈を整える薬、脈が速くなりすぎるのを抑える薬、血栓をできにくくする薬などが使われることがあります。
なかでも心房細動では、脳梗塞を予防するために血液を固まりにくくする薬が必要になる場合があります。

薬の必要性は、不整脈の種類や全身の状態によって異なります。
自己判断で薬を中止したり、市販薬やサプリメントを追加したりせず、医師に相談しながら治療を進めることが大切です。

3:専門的な治療

不整脈の種類によっては、循環器内科や専門医療機関での治療が必要になることがあります。

代表的な治療には、カテーテルアブレーション、ペースメーカー、植込み型除細動器などがあります。
これらは、すべての不整脈に必要な治療ではありませんが、症状が強い場合や、危険性の高い不整脈では検討されることがあります。

当院での診察や検査の結果、専門的な検査・治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関をご案内します。

4:原因となる病気の治療

不整脈は、心臓だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、貧血、甲状腺の病気などが関係している場合があります。

そのため、不整脈そのものの治療だけでなく、背景にある病気を見つけて治療することも重要です。

当院では、血圧や血液検査、心臓の状態などを確認しながら、必要に応じて治療や専門医への紹介を行います。

江東区・亀戸・錦糸町周辺での不整脈の治療はアクアメディカルクリニックへ

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不整脈は、すぐに大きな心配がないものから、早めの対応が必要なものまでさまざまです。

また、不整脈の原因も、高血圧、貧血、心臓や甲状腺の異常、生活習慣、遺伝など、さまざまな可能性が考えられます。

アクアメディカルクリニックは、江東区亀戸・錦糸町・押上周辺の一般内科として、不整脈そのものだけではなく、内科・消化器内科の病気の可能性も確認します。

「脈が飛ぶ感じがある」「心臓がドクンとする」「健診で不整脈を指摘された」という方は、お気軽にご相談ください。

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