シリカ水とは
シリカ水とは、「シリカ(別名:ケイ素)」というミネラルが溶け込んだ水のことです。
地球上で酸素の次に多い元素であるシリカは、人間の体内にも含まれており、生命の維持に必要不可欠な必須ミネラルとして、身体の成長や健康維持、老化などに深く関わっています。
体内のシリカの貯蔵量は、加齢とともに減少しますが、身体の中では生成できないため、不足するシリカを補うには、食品やサプリメントなどで積極的に身体の外からシリカを摂取しなければなりません。
水溶性のシリカが溶け込んだシリカ水は、水代わりに飲むだけで手軽にシリカを摂取できるのが特徴で、食品よりも効率よくシリカを摂り込むことができるのが大きなメリットです。
美と健康を保ち、いつまでも若々しい生活を送るためにも、毎日の水分補給にシリカ水を取り入れ、日頃からこまめに摂取することをおすすめします。
シリカ(ケイ素)とは
鉱物の仲間であるシリカは、土や岩などの自然界に多く存在する元素ですが、人間の体内にも約18g存在し、骨や関節、血管、細胞壁、皮膚、毛髪、歯、爪、筋肉など、全身に広く分布しています。
シリカは、細胞を構成する成分の一つであるとともに、体内のあらゆる臓器や器官に必要な栄養素を誘導し、その働きを助けて健康な身体の土台を作る役割を担っており、骨や血管、皮膚などの主要な組織の形成に深く関わっています。
また、美容に欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の結び付きを強化し、お肌や髪、などを美しく保つ効果も期待できることから、近年では美容効果の高い「ビューティーミネラル」としても注目を集めています。
このように美と健康に深く関わり、生命の維持に欠かせないシリカですが、残念ながら体内では作り出すことができません。また、加齢とともにシリカを摂りこむ能力も低下するため、30代以降、体内のシリカの含有量は急激に減少します。年齢を重ね、やがて体内のシリカが不足状態に陥ると、肌の衰えや髪質の悪化、骨密度の低下、記憶力の低下など、身体の内と外に老化によるさまざまなトラブルが現れるようになります。
老化を防ぎ、健康な体を維持するためには、不足するシリカを積極的に身体の外から補給する必要があります。シリカは、イモや海藻、未精製の穀類などの食品に多く含まれていますが、腸での吸収率が低いため、通常の食事だけで十分な量のシリカを摂取するのは難しいのが現状です。
シリカ水は、シリカを最も手軽に摂取できる有効な方法であり、通常の水の代わりに飲むだけで、簡単にシリカを補給することが可能です。シリカ水の中に含まれる水溶性のシリカは、非常に粒子が細かいため、小腸で吸収されやすいのが特徴で、食事などから摂取するよりも効率的に体内にシリカを摂り込むことができるのが大きなメリットです。
シリカ水の安全性
シリカには、水晶(石英)などの鉱物として存在する「結晶質」と、珪藻類(淡水や海水に生息する単細胞の藻類)やもみ殻などの植物が由来の「非晶質」の二種類に分けられます。
鉱物由来の結晶質のシリカは、不溶性で、どんなに細かく砕いても体内に吸収されることはありません。一方、シリカ水に含まれる非晶質のシリカは、水溶性で粒子が非常に小さいため、腸内で吸収されやすいのが特徴です。また、非晶質のシリカは安全性も高く、人の健康を損なう心配のない安全な成分であることが「食品衛生法第11条3項」に明記されているほか、医薬品の有効性や安全性評価の信頼性を高める「GLP検査」という試験でも遺伝毒性がなく、安全な成分であることが確認されています。
体内に入った非晶質のシリカは、腸によって吸収されると、血液の中に入り、全身に送られます。
シリカの血中濃度は、摂取後120分程度で最大になり、その後は徐々に濃度が低下し、3~9時間かけて尿の中に排出されます。この時、吸収されずに体内に残ったシリカは全て体外に排出されるので、過剰摂取の心配もなく、安心して補給することが可能です。
シリカ水をおすすめする人
幅広い効果の期待できるシリカ水は、以下のような方に特におすすめです。
- 不眠にお悩みの方
- 慢性的な体調不良がある方
- 基礎代謝を上げてダイエットしたい方
- 髪のツヤ・コシが無くなってきた方
- しわやたるみなど、加齢による肌の衰えを感じる方
- しなやかな血管を保ちたい方
- 骨密度など、骨の状態が気になる方
シリカ水で得られるおもな効果
シリカ水は、継続して摂取することで、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
美しい肌や髪を保つ
シリカは、皮膚の真皮層のコラーゲンを増やすほか、コラーゲン同士を繋ぐエラスチンの結びつきを強化する働きがあるため、肌の弾力を高め、ハリやツヤをアップする効果が期待できます。
また、シリカには、髪の毛の主成分であるケラチンを作り出す作用もあるため、ハリやコシ、ツヤのある健康的な髪の毛を保つ効果が期待できます。
睡眠の質を高める
脳の中にある松果体(しょうかたい)は、「メラトニン」と呼ばれる睡眠ホルモンを分泌する器官です。
メラトニンには睡眠のリズムを整え、体内時計を正常にする効果があることから、松果体の主成分であるシリカを摂取することで、睡眠の質を高める効果が期待できます。
健康な骨や関節を保つ
骨を作り出す細胞壁に多く含まれているシリカは、カルシウムを誘導し、骨に吸収させる働きがあることから、骨密度や骨質を高め、骨粗しょう症を予防する効果が期待できます。
また、関節の軟骨や腱のコラーゲンが不足すると、関節の動きに支障が出やすくなりますが、シリカを継続して摂取することでコラーゲンの生成が促進され、関節痛などの改善に効果が期待できます。
しなやかな血管を保つ
シリカは、コレステロールに作用して血管の壁をきれいにする働きがあります。
滞っていた血流を改善し、弾力のあるしなやかな血管にすることで、動脈硬化などの血管障害を予防する効果が期待できます。
また、赤血球に付着した水素イオンに作用し、赤血球による酸素の運搬を活性化することで、酸素が身体の隅々まで届くようになるため、細胞が活性化し、健康な体を保つ効果が期待できます。
ダイエット効果
シリカは、身体の基礎代謝を高める作用があります。基礎代謝が高まると、同じ運動量であってもより多くのエネルギーが消費されるようになるため、ダイエット効果が高まります。
便秘解消
シリカは、食物繊維の主成分であることから、腸内環境を整え、便通を改善する効果が期待できます。
免疫力アップ
ウイルスや細菌などの病原体から身体を守る免疫細胞の70%程度は腸内に存在しています。
シリカの働きで腸内環境が整うと、腸内の免疫細胞の働きが活性化され、病気や感染症を寄せ付けない健康な体を保つことが可能です。
老化防止
シリカは、老化のおもな原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
加齢やストレス、紫外線、喫煙などの影響で発生する活性酸素を除去し、代謝を高めることで老化を防ぎ、若々しい健康な身体の維持に役立ちます。
重金属のデトックス
シリカは、日常生活の中で気付かないうちに蓄積した重金属(水銀、ヒ素、カドミウムなどの有害なミネラル)を除去する作用があります。水溶性であるシリカは、マイナスに帯電しており、プラスに帯電している重金属を引き付け、吸着することで身体の外に排出します。
シリカ水の効果的な飲み方
シリカ水は、長く続けることで効果が高まるため、毎日コツコツと継続して飲み続けることが大切です。シリカの摂取推奨量は特に定められていませんが、成人の一日におけるシリカの消費量が10~40mlと言われていることから、それと同等、もしくはそれよりも多い量の摂取を心掛けるようにしましょう。
※AQUA SILICAの場合は一日2mlを目安にお召し上がり下さい
シリカ水は、摂取後、120分程で血中濃度が最大になり、3~9時間後には尿として排出されてしまいます。効率よくシリカを摂り込むには、タイミングを考えて摂取することが大切であり、一度にたくさん飲むのではなく、起床時、食事の前、運動の前後、入浴の前後、就寝前などに分けて、こまめに摂取することをおすすめします。
※ただし、他のサプリメントなどを一緒に摂る時は、シリカのデトックス作用がサプリメントの効果を弱めてしまうことがあるため、30分以上開けて摂取するようにしましょう。
Q&A
シリカ水は常温で飲まないと効果が得られませんか?
シリカは、温めても冷やしても効果が変わることはありません。
そのまま飲むのはもちろん、お茶やコーヒーを淹れたり、お味噌汁などの調理に使用したりすることも可能ですし、夏場などは、凍らせて使用しても効果が失われることがありません。
シリカは、ミネラルウォーターでも摂取することができますか?
鉱物から溶け出した結晶質のシリカを含んだミネラルウォーターは、吸収率が低いため、ほとんど体内に摂り込むことができません。
効率的にシリカを摂取するには、粒子が小さく、多孔質(表面に小さい穴がたくさん開いている)の非晶質のシリカが含まれた製品を摂取することをおすすめします。
日々失われてしまうシリカを補うには継続して摂取しなければなりませんが、安全性が証明されている非晶質のシリカ水であれば、毎日、安心して飲み続けることが可能です。
まとめ
いかがでしたか?シリカの凄さをわかっていただけたと思います。人間の身体は60種類以上の元素で成り立っており、そのうち酸素(O)、炭素(C)、水素(H)、窒素(N)が全体の96%を占めています。そのため、この4つを「主要元素」といい、残りの4%を占めているのがカルシウム、マグネシウム、亜鉛、ナトリウムなどの「ミネラル」です。
人間の生命活動は、化学反応です。このわずかな4%のミネラルがバランス良く存在していない場合、健康を維持することも、はては生命活動を維持することもできなくなるのです。特に現代人は、このミネラルのなかでも「シリカ(ケイ素)」が足りていないことを臨床上非常に多く経験します。私はもっともっとシリカの良さをたくさんの方々に知ってもらい、体験してもらい、自身の健康な生命活動の営みを維持してもらいたいと思っています。