院長ブログ

 

 

以前から気になっていた、低酸素トレーニング。

 

マラソン選手などのアスリートが合宿などで行う高地トレーニングは

体調管理も難しく、コンディションを整えるのは困難です。

 

 

 

 

っつーか、合宿なんて行けないわ (笑)。

 

 

 

今まではガスマスクみたいなものを付けてトレッドミルを走るのが主流でしたが

 

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最近は低酸素室作っちゃえって事で、その中で走れる施設も出てきました。

 

 

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酸素濃度は15%程度で高度は2500m相当。大気中の酸素濃度が20%程度ですから

軽くjog しただけで息が上がってきます。

 

 

ミトコンドリアの増加とか、エリスロポイエチンの上昇とか

2,3 DPGの上昇とか、毛細血管網の発達とか

血中酸素濃度が低下するから 酸素濃度を確保するために

赤血球数やヘモグロビン濃度が上昇するとか、難しいことはこの際抜きにします。

 

 

 

 

 

全身持久力を計る指標として、「最大酸素摂取量(VO2max)」というものがあり

この値が高いほど持久力が優れているとされます。

 

(高ければ高いほど、使える酸素量多い=生み出せるエネルギー量が多い=より早く走れる)

 

一般男性で40ml/kg/分程度

オリンピック選手のような一流アスリートともなると80〜90ml/kg/分にもなります。

 

 

低酸素トレーニングを行うことで

酸素の運搬能力・筋肉での酸素消費能力が高まり、このVO2maxが向上します。

筋肉への酸素供給が十分に行われるカラダになると

持久力が向上する効果が期待できまるわけです。

 

このカラダの適応能力を使い、パフォーマンスをアップさせることが最大の目的なのです。

 

 

 

 

しかし、相当高度としては2000〜2500m 程度でいいものの

実際のアスリートの低酸素トレーニングでは

1日の低酸素室での滞在時間は少なくとも10時間以上、出来れば12〜15時間程度

 

滞在期間としては

スプリント競技では1週間〜10日間程度

持久系種目では2〜4週間程度が望ましいとされており

 

週に何度も通えず

30分程度のトレッドミルでどれだけの効果が得られるのかは “???” ってナ感じですが

一度体験してみて、今後のパフォーマンスアップに期待したいところです(汗)。

 

 

 

 

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おしまい。