みなさん、こんにちは。
院長の寺田です。
2023年4月21日に、2冊目の著書となる「元気なカラダを手にいれる3つのミト育」を出版しました。
今回から数回にわたって、本書の内容をちらっとお見せいたしますので、よろしくお願いします。
動画で解説を聞きたい方はコチラ▼
元気なカラダを手にいれる3つのミト育
私は、趣味として長年続けているのが「トライアスロン」です。
中でも私が出場しているのが「アイアンマン」というレースです。
アイアンマン、ご存じですか? スイム3.8キロメートル、バイク180キロメートル、そして最後はフルマラソン 42キロメートル。合計140.6マイル(226キロメートル)を約15時間以内で完走するという過酷なレースを、もう 10年以上も続けています。
「先生のように、仕事でも趣味でも元気を保つことができますか?」と患者さんからもよく聞かれます。
その時に私が「これが元気の源なんですよ」と必ずお話しするものがあります。
それが、「ミトコンドリア」です。
ミトコンドリアとは?
私たちの体は、 37兆個の細胞でできているといわれています。その細胞一つひとつに存在しているのがミトコンドリアという「エネルギー工場」です。
私たちが生きていく中で欠かすことのできないエネルギーは「アデノシン三リン酸(ATP)」です。そのATPを絶えずつくり出している工場が、ミトコンドリアです。
心身のパフォーマンスを高め、維持するうえで、このミトコンドリアの話は避けて通れません。
現在でも元気にアイアンマンレースに出場できているのも、実は常に細胞内のミトコンドリアを元気にすることを意識し、日ごろの生活習慣で実践しているからだと思っています。
決して皆さんに「私のようにアイアンマンになってください!」と言いたいわけではありません。ただ、アイアンマンのように心と体を元気に保ち、パフォーマンスを維持することは十分に可能です。そのことをお伝えしたく、この本を書きました。
ミト育を新しいリテラシーとして広める
「食育」という言葉は、世の中にかなり浸透しています。食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活 を実現することができる人間を育てることであると、農林水産省では定義しています。 つまり、知育(知識)を育てること、徳育(心)を育てること、体育(体)を育てることの土台として、「食育」があるというわけです。
この「食育」と同じくらい、大事な土台といってもよいのが、ミトコンドリアを育てること、つまり「ミト育」だと私は考えています。食育と並ぶ新しいリテラシーとして「ミト育」を広めたい。それが、本書に込めた一番の思いです。
では次回から、早速この「ミト育」を始めていきましょう。