当院では、ハイビジョンに対応し、かつ先端部外径は5.4mm。
負担が少ない経鼻挿入を可能にする極細径スコープ(オリンパス社製)を使用しています。
超小型ハイビジョンCCDの採用によって、極細径ながら高画質化を実現しています。
○NBIシステムについて
当クリニックは挟帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)システムを導入しています。
NBIシステムとは、粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで
内視鏡診断を飛躍的に向上させます。
がんやポリープ等の腫瘍は、粘膜表面の微細な血管パターンが変化するため
通常の内視鏡検査ではわかりにくい腫瘍の発見の診断に有用です。
また、病理診断にも有用で、世界的にもとても注目されている
画期的な内視鏡診断システムのひとつです。
早期食道癌の通常モードでは画面の左側
にほんのわずかな発赤を認めます。
NBIシステムにより発赤部分が明瞭に
なり表面に血管の増生を認めます。
早期胃癌の通常モードではわずかに隆起を
認めますが境界が不明瞭です。
NBIシステムによりポリープ表面の
腺管構造が明瞭になります。
このように、ハイビジョン対応とNBIシステムを組み合わせることで
より早期の状態で異常を発見し、身体に侵襲の少ない治療法を行うことが可能になりました。