近年、「酸化」とともに、健康に悪影響を及ぼす
「糖化」の進行が大きく注目されています。
糖質過剰摂取、脂質過剰摂取、喫煙・飲酒、外因性AGEs、酸化ストレス
などによって“糖化反応”は始まります。
我々のカラダは、常に37℃前後の温かい袋に包まれているようなものです。
そしてカラダの中の様々なタンパク質(アミノ酸)に糖が付着した“糖化タンパク”が
温められることによって出来た “不可逆的な” 最終代謝産物が
“AGEs” (Advanced Glycation End-products/最終糖化生成物)です。
AGEs(糖化された、変性してしまったタンパク質)の増加が
糖尿病、動脈硬化、高血圧、がん、腎疾患
白内障、加齢黄斑変性症、皮膚老化、アルツハイマー型認知症など
加齢(老化)と関係性のある様々な疾患の誘発につながるのです。
『酸化』、『糖化』は“車”に例えるとわかりやすいです。
『酸化』は車が病気に向かってアクセルを踏んでいる状態
『抗酸化』はそれに対して、ブレーキをかけている状態です。
とすれば
『糖化』→この車があとどれくらい走れるのか?
になると思います。
AGEs(最終糖化生成物)の上昇は
“病気の発症までのカウントダウン”です。
“残りの健康寿命のカギを握っている”
と言っても過言ではないのです。
私は何でもかんでも「糖質制限」とは考えていません。
「予防医学」と「治療医学」は重なるところは多けれど、別モノと思っているからです。
しかし
“病気は突然やってくるわけではなく、病気になってからでは間に合わない“
といことを考えると、カラダの中に知らず知らずのうちに
病気の原因物質(AGEs=最終糖化生成物)が蓄積されていくことは避けたい
避けなくてはならないのです。
AGEs をやっつけろ!(笑)
おしまい