「糖化」とは食事から摂る「糖分」と体内のタンパク質が反応し
タンパク質本来の機能を低下させてしまう現象です。
糖化による糖化産物(AGEs : Advanced Glycation Endproducts)の生成と蓄積は、
1)肌の老化(コラーゲンへの蓄積で肌の弾力低下→シワ、シミ、くすみ)
2)骨の質の低下(骨のコラーゲンに蓄積。骨がしなやかさを失う)
3)動脈硬化(血管内膜への蓄積で、血管は硬くなり、内腔は狭くなる)
4)糖尿病の合併症(毛細血管の動脈硬化で神経障害、眼球の網膜障害、腎機能障害)
の他、多くの臓器が傷害を受け、身体全体の老化につながると言われています。
よく知られる「酸化」以上に、私たちの健康を脅かす事が最近わかってきました。
「酸化」がサビなら「糖化」はコゲ。
糖化は、私たちの肌も身体も老けさせるのです。
“糖分の取りすぎは美容の大敵”と知りつつも
“太る”“ニキビが出来る”程度だと考えていないでしょうか?
この「糖化」こそが、美容や健康のために
今後最も注意しなくてならないとも言われています。
糖化ストレスは、酸化や精神的なストレス、免疫力低下
乱れた生活習慣などとも深く関わっています。
そのため、糖質を控えるような食事への改善だけでなく
総合的に坑糖化を進める事が大切です。
次回はその対策です。