栄養療法 院長ブログ

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、カフェインと血糖値の関係について解説していきます。

 

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コーヒーと血糖値

カフェインがどれだけ血糖値を上げるか考えたことがあるでしょうか?

カフェインはアドレナリン、コルチゾールなどのホルモンの分泌を促し、血糖を下げる唯一のホルモンであるインスリンとは逆に、血糖を上昇させます。

これは「フリースタイル・リブレ」という24時間血糖を測定できるものです。先に細い針のついたシールを貼り、専用のデバイスで血糖値を読み込みます。

すると血糖値が示されます

そこで

自身の血糖を、至適正常範囲90~140として、いろいろなタイミングで測定してみました。

朝食抜きで 朝スイムした後血糖を測定すると、なんと血糖値178 を示していました。

 

泳いだ直後は、相当アドレナリンが分泌され、血糖値が上昇しているのがわかります。

また、 ある時はピークが145でその後91へ急降下。そして、その後急激な眠気に襲われます。

これが低血糖発作です。

食後の血糖の乱高下は様々な弊害を招きます。副腎疲労症候群の患者さんなどは、カフェインは原則禁忌です。

 

 

次に、コーヒーを飲んだあと、血糖がどうなるかも測定してみました。

先ずは起きがけに一杯飲み、その後経過観察しましたが、全く変化ないので、空腹で胃が痛かったのですが、もう一杯。

しかし反応なし。

もう、お腹空いちゃったので

朝食を摂ったら糖尿でもないのにビックリする程の急上昇し、160超えていました。

朝食は、少量の玄米に納豆、亜麻仁油と塩ふったサラダを食べたぐらいです。

確かに、カフェインには多くのメリットも存在しますが、糖の細胞内への取り込みを阻害したり、摂取するたびにアドレナリンが分泌され、常にボクシングをやっているような状態では、エンデュランス系スポーツ云々に関わらず、アスリートとして、折角積み上げて来たパフォーマンスを、100%出す事は難しくなります。

 

よく、「1日何杯までOKなの?」とか、「デカフェなら大丈夫?」などと聞かれることがありますが、それは完全に思考がカフェインに侵されているサインな訳で

 

コレはカロリー半分のケーキだから大丈夫だとか

コカコーラZEROは0カロリーだから大丈夫だとか

ニコチン1mgのタバコだから大丈夫とか

重金属がたくさん入っているのに、電子タバコはニコチンが入っていないから大丈夫だとか

と何ら変わりありません。

でも、ノンカフェインの飲み物なんてないじゃないか。と思いきや、

水に、炭酸水に、爽健美茶に、麦茶に、ルイボスティーに、たんぽぽ茶に、黒豆茶に、コーン茶に、杜仲茶にといくらでもありますよ。

 

いかがでしたか?

コーヒーはとても美味しいですが、血糖値を上げて興奮するため、依存性があります(元気になった気分になるので)。

また、糖の細胞への取り込みを阻害してしまうため、食前や食事中は控えた方が良いでしょう。

コーヒーは嗜好品として、たまに楽しむというスタイルが、健康のためには良いですね。

それでも飲みたい!という方は…

そうですね、多くても1日2杯ぐらいにしときましょうかね。