人のカラダにはサーチュイン遺伝子という魔法のような遺伝子があり
その作用で全身の細胞が若返るということをご存じでしょうか?
サーチュイン遺伝子は長寿の人だけが持っているわけではなく
全ての人が持っています。
心臓、肺、胃、腸、肝臓、腎臓、膵臓…。
それぞれの臓器は生活習慣により、老化のスピードが違います。
サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると
全ての臓器の老化、劣化のスピードが遅くなるのです。
要するにサーチュイン遺伝子は色々な病気の発症を抑えてくれるわけです。
では、どうすればそのスイッチがオンになるのでしょうか?
それは「空腹」です。
腹7分目がカラダに良さそうなのはわかるが
1日3食しっかり食べて、体力を付けておかないと
仕事の時に体力が持たないと考える方も多いと思います。
しかし、朝、昼、夕と、キッチリ食べることが本当にカラダにいいのでしょうか?
例えば野生の動物は、おなかが空いた時に必要最小限の物しか食べません。
それでもとても元気に走り回っています。さらに滅多に病気をしません。
病気になる動物はたらふく食べている動物園の動物とペットだけかもしれません。
カラダを空っぽにして、空腹にしていれば
サーチュイン遺伝子が働き、全身の細胞が活性化し
少食でも元気と力が出てくるのです。
そして誰でも、身体年齢と見た目の年齢が若返るのです。
ところが現代人は
のべつ幕なしに食べてしまうからサーチュイン遺伝子が作動しないのです。
2010年に起こった南米チリの落盤事故の記憶はまだ新しいと思います。
69日間生き埋めにあったけど、奇跡的に助かった事故です。
奇跡的に生還を遂げた33人には
ほんの少しの備蓄食料しかありませんでした。
1人あたりの3日分の食料が
ツナやサーモン缶詰スプーン2杯
ミルク1/2カップ、クラッカー1/2枚だけです。
それっぽっちの食料で18日目に生存確認されるまで生き抜いたのです。
餓死どころか、救出された時の彼らの様子はどうだったでしょうか?
歓声を上げ、元気そのものでした。
サーチュイン遺伝子の力です。
赤ちゃんや子供、活動が活発になる若い人には当てはまりませんが
生活習慣病が気になる中年期以降は、1日2食で十分だと思います。
空腹の時間を長くして、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにし
いつまでも若く、美しく、健康でありたいですね。
おしまい。