院長ブログ

 

今日で仕事納めです。

 

私は、4年ほど前から

「人はなんで病気になるのだろうか?」

を真剣に考え始めました。

 

外科医として大学や関連病院で、手術をしているときは全く考えていませんでした。

開業してからもです。

 

病気になった患者さんが来院して、治療にあたる。

 

この病気は、大きい病院に行かなくてはダメです。

自分のクリニックでは治療は無理です、脳神経外科を紹介します。

内科じゃないですね、耳鼻科を紹介します。。。

 

風邪ですね、お薬出しときますね、漢方がいいですよ。

これはウィルス性の胃腸炎です、抗生剤はいりません、対症療法でいきましょう。

あらあら、大きい胃潰瘍がありますよ、ピロリ菌チェックしましょう。

肺炎になってますねぇ、しばらく点滴に通ってください。。。

 

 

 

 

 

 

 

「人はなぜ病気になるのだろうか?」

 

 

 

 

 

 

環境細胞デザイン学の山田豊文先生を知り

クリニックを閉院してまで京都にセミナーを受けに行きました。

勉強して認定医も取得しました。

 

分子整合栄養学(オーソモレキュラー)のセミナーも、片っ端から受けました。

 

 

 

 

 

 

だんだんわかってきたんです。

 

「人はなぜ病気になるのだろうか?」が。

 

病気になってからでは遅いんです。

 

 

 

 

 

 

日本の国民皆保険は、病気にならないと保険が使えません。

「予防」とはついているは予防接種と

インフルエンザの「タミフル」が予防投与に使えるくらいです。

 

日本はなぜ気づかないのでしょうか?

 

日本では、ここ60年で人口は1.4倍しか増えていないのに

がんの死亡者は4.3倍に

医療費は178倍に増えています。

これだけ医療が発達しているにも関わらずです。

 

これは、日本の医療が根本的なところに着目しておらず

いかにビジネス化しているのか、を示しています。

 

政治家が熱心なのは、医療関係利権先に天下れるからでしょうか?

医学界が熱心なのは、製薬会社が巨額の研究費くれるからでしょうか?

マスコミが熱心なのは、製薬会社から巨額の広告費がもらえるからでしょうか?

 

 

アメリカはとっくに気づいています。

1991年から2013年までの統計では

がんの死亡者数は20%減っています。

 

1976年にマクガバン・レポートが出て、アメリカは食事の重要性に気づき

舵を取るようになり、がんが減ってきています。

 

日本は増えています。

病気の本当の原因に、目を向けていないからです。

日本人は高齢化しているから増えているという意見もありますが

実際は減っていなければおかしいです。

 

私はタバコは吸いませんがお酒は飲みます。

だから、がんになる確率が高いです。

 

遺伝子を傷つける物質を発がん物質といいます。

1)放射線

2)ダイオキシン、アスベスト

3)農薬、化学添加物

4)タバコ

5)飲酒

6)紫外線

7)活性酸素

8)ストレス

 

タバコには

ベンツレピン、ベンゼン、ホルムアルデヒド、ニトロソアミン、ウレタン、クロム、ニッケル、ヒ素…. 書いているだけで怖くなってしまう程の発がん性物質が含まれています。

加熱タバコでも同じです。

 

こう考えると、私たちはいつガンになってもおかしくない環境下に暮らしているのです。

 

 

 

 

 

だから、私は食事には気をつけます。

 

 

 

 

 

病気は腸内環境の乱れから始まります。

 

そこにミネラルバランスの崩れ、有害重金属の蓄積があれば病気にまっしぐらです。

 

でも、まだ間に合います。

 

 

 

カラダは酸化されてないですか?

 

糖化されてませんか? 最終糖化生成物(AGEs)はどれぐらい蓄積していますか?

 

全てがクリアー出来れば、病気にならないですし、がんになんかなりません。

 

 

病気になって、がんになって

神も仏もいないのか、は、ないです。

 

 

 

今年、一人の大事な患者さんが、がんでお亡くなりになりました。

 

私は、これから

がんを治す医者から、がんを作らない医者になります。

 

今年一年ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

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おしまい。