院長ブログ

 

レース当日は3:30 に起床。

ベッドの中で15分の瞑想ののち、朝食。

外は真っ暗だが

 

(???)

 

嫌な音…。

マヂかよ!!

土砂降り…。

 

こればっかりはしょうがない。

条件は皆同じだと、ケツまくり、会場へ。

土砂降りの中のバイクや補給食のセッティング。

下 グッチョングッチョンだし、ちょーストレス。

 

(あ~、止むんかこれ…。)

 

まあ、心配していたウェットスーツは着用OKで、ホッと一息でしたのですが。

 

 

 

 

しかし何回エントリーしても、スイムスタート前、整列いている時の何事にも変え難い緊張感は、いつも変わらない。ションベンしたにも関わらず、下半身がもぞもぞする。

 

 

 

ドックン、ドックン、ドックン、ドックン、ドックン、ドックン…..。

 

 

 

 

自然と両手を合わせてしまう。

(無事にゴールできますように。)

 

 

 

 

○ SWIM

 

プワ~~~~~~~~~~ン!!!

スタートはローリングスタート(3秒おきに入水)。

バトルもなく、スムーズなスタート。

頭に当たる雨音が、スイムキャップ越しに、泳いでいてもわかる。

Zurich湖をT字に回る1周回。

水温は気温より高かったかも?

順調に泳ぎ切り、フィニッシュ。

ゆうてもタイムはいつも通り(笑)。

 

SWIM 1時間22分

 

 

 

○ BIKE

 

バイクは2周回。

開始時は、まだ雨は降っていたが、土砂降りというわけではなく、落車だけは気をつけてのスタート。

 

(あれ?)

 

サイクルコンピューターがおかしい。

他のバイクのbluetoothを拾ってるのか、速度が、ケイデンスが、パワーメーターがめちゃくちゃ。

止むを得ず停車し、時計(Garmin 935)もサイコンも何度もリセットするも全くダメ。

 

(もうええわ~~。)

 

こうなったら935もサイコンも日本から持ってくるの忘れた作戦決行。

何も見ない。考えるなー!感じろー!

 

 (Don’t think ! fee—eel !!!)

 

最初は順調だったが、40kmあたりから始まる、獲得標高1500mのup&down に徐々に足を削られていく。

 

(これ、もう一周あるんだよな…。)

 

でも、やらにゃしゃーない。

 

 

90km地点に差し掛かると、とんでもない坂が。

一気にヤル気ダウンかと思いきや、テレビで見たツールドフランスを思わせるバイク一台分通れるかどうかの人垣の中、マックスで応援してくれる。

 

 

(こりゃ、降りてバイク押して歩くわけいかんわい。)

 

これが2回も経験できるのなら、バイク180kmも悪くないな。

 

 

 

BIKE 6時間42分

 

 

 

○ RUN

 

ランは予想していた、一体何℃ あるんだっていうピーカンで、1周10kmの4周回。

スタート2kmが苦しい。

 

(あと40kmかよ…。)

 

とにかく、一歩一歩進まないといけない。

 

 

8kmぐらいまでは

辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて意味わからない。

(毎年。)

 

 

 

8kmから17kmまではもう少しで折り返しだ。

(ちょっと元気になる。)

 

17kmから20kmまでは、あと半分じゃないかと、自分を奮い立たせるが、2倍しても40kmにしかならず、実は42km走らなきゃいけないことに気づき、ヤル気がなくなる。

(毎年。)

 

前から折り返してくるランナーとすれ違う。

 

 

 

IRONMAN あるある早く言いたい。

前から折り返してくるランナーの腕に巻いてある~ 周回ごとのリストバンドの数~、俺より多いい~~♪♬

(ヤル気なくなる。)

 

 

 

22km通過。

実は半分終わってることに今更ながら気づく。

今回比較的多くの(10人くらい?)日本人が参加しているが

ヨーロッパ人の声援は、アジア人の中でも日本人が一番だと思う。

 

「TAKESHI ! TAKESHI ! TAKESHI ! TAKESHI !」ってうるさいよ!

泣きそうになるだろが。

 

 

 

 

30kmを過ぎる頃には、もうゴールする事以外、何も考えられない。

3つ目のリストバンドをもらうと、沿道から、そしてエイドステーションのボランティアから

「ラストだTAKESHI! You can do it だ!!」って。

 

 

4つ目のリストバンドを腕にはめてもらい、残り2km。

頭の中は真っ白で、ただ、前を見るだけ。

 

昨日見た、真っ赤な絨毯が見えてきた。

(次の角を曲がればゴールが見える。)

 

スタンドの観客からの大声援。

でも、家族からの声援もはっきり聞こえる。

そして、いつもの マイクパフォーマンス。

「YOU ARE AN IRONMAN !!!!! 」

 

 

 

 

また今年も、ゴールに飛び込んだあと、知らない外人と抱き合っちゃった。

やったやったやったって。

 

 

RUN 5時間50分

 

 

 

 

 

1年間辛かったな。

IRONMAN で得た緊張や、悔しさや、苦しさや、楽しさや、感動は

IRONMANでしか味わえないし

IRONMANにしかわからない。

だから、また挑戦したくなる。

 

 

 

 

でもね、226kmは長いよ、やっぱり(笑)。

 

 

 

今年も、1年間遊ばせてくれた、家族に感謝。

 

 

 

TOTAL 14:10:02

 

 

 

 

https://youtu.be/iuAkQtDTH4M

 

 

おしまい。