レース当日は、4:00起床。
日本出発前には、みんなに寄せ書きももらってます。
この日のためにケガもせず、食事にも気をつけ、万全の体制で準備してきました。
何度体験しても、ワクワクした緊張感は変わりません。
まだ薄暗いレース会場で準備をしていると、朝早くから家族が応援に来てくれました。
この時、まさかの問題勃発。
今年のVichyは寒暖差が激しく、朝は一桁日中は30℃オーバーとなっていました。
水温が上がっていたのでしょう
まさかのウェットスーツ着用禁止のアナウンスが出ました(汗)。
IRONMAN Vichyでは、24℃以上でのウェットスーツ着用禁止が義務づけられています。
初めてのnon-wetでしたが、ココはケツまくるしかありません。
気を取り直して、やってきたことを出すしかないのです。
今回はドーン!とか、プワ〜〜〜〜とかの一斉スタートではなく
4人ずつ、3秒おきに飛び込んでいく、ローリングスタートです。
緊張してないテイで(笑)。
いよいよスイムスタート!
やはり水温は高く、ローリングスタートなのでバトルもなく淡々と泳いでいく。
(ウエットなくても行けんジャネ?)
いやいや、甘くない(汗)。
全然進まないし、どんどん抜かれていきました。。。
それでもいつものように淡々と泳ぎ、やっとこさスイムアップ。
いつもより20分近く遅い(ウェットって凄いな…。)
swim 1:35:30
気を取り直してバイク!! と思ったのですが
朝はかなり寒い。
しかも、雨は降りだすし、バイク乗りゃガタガタ震えながらのスタートでした。
が、しばらくすると雨も止み、今度はカンカン照り。
分かっていたバイクパートは急な坂はないものの
ひたすらビミョ〜な登りが続く高低差1000m弱の2周回。
辛かったけどそれでもなんとか終了。
bike 6:00:31
ランは気温34℃、半分以上日陰がない中
4周回をひたすら前へ前へ。
レース中、後はピーポーピーポー救急車が何台も出動していました。
辛くて、辛くて…。
今までこんな辛い、IRONMANは初めてでした。
暑さに弱い。しかし、こればっかりは…。
今回は僕がトライアスロンを始めた時、お世話になった方が
前日のIRONMAN Vichy 70.3にご夫婦で出陽されており
この日は沿道で、日本の旗を振ってずっと最後まで応援してくれていました。
家族含め、折れそうになった心を何度も鼓舞して下さいました。
あそこに戻ってくれば待っていてくれる、と何度も何度もパワーを貰いました。
あと3周…
あと2周…
…. あと1周…。
(もう終わり… 走らなくていいんだ…。)
するとゴール前では、サプライズで
なんと、家族が大きい日本国旗を持って待っててくれました。
遅いんで恥ずかしかったけど
IRONMANの赤絨毯の上を両手で大きく上に掲げ
走り抜けた時のスタンドからの大声援は
一生忘れられないです。
レースから数日経ってからの感想は
「改めてIRONMAN はホント 簡単には満足させてくれない。」
けど、ゴールした時のなんとも言えない
物凄っい興奮と達成感は他に比べられるものがないです。
辛い、辛いけど、来年も再来年もこれからもずっと、やり続けるんだろうな(笑)。
run 4:58:11
overall 12:50:30
スタッフが作ってくれた クッキー。
ありがとう。
おしまい。