みなさん、こんにちは。
院長の寺田です。
この度私は本を出版いたしました。なんとAMAZONで7部門1位を獲得いたしました。
今回から数回に渡り、本に内容を紹介したいと思います。
動画で解説を聴きたい方はこちら▼
『なぜ人は、病気になるのか?』
◉ビジネスパーソンの多くが抱える「原因のわからない不調」
当院は消化器内科なので、お腹が痛いという患者さんがたくさんいらっしゃいます。胃痛のほかにも、日常生活の中で次のような体の不調が思い当たる方は少なくないのではないでしょうか。
・体が重い、寝ても疲労が取れない、夜なかなか眠れない
・イライラする、気分が落ち込む、やる気がなくなる、集中力がない
・顔や体に湿疹ができる、皮膚炎になる
・冷える、月経不順、PMS(月経前症候群)がある
・頭が痛い、動悸がある
・抜け毛が多い
包丁などで指を切ってしまったら、縫う。ガンが見つかったら、摘出する。これらの怪我や病気にははっきりとした「原因」があり、その原因を取り除くことで怪我や病気は治すことができます。ところが、日常生活の中で悩んでいるこれらの症状の多くは、臨床の現場では異常なしと言われた、原因が特定できない「不定愁訴」であることはないでしょうか?
◉「未病」の状態を知ることは現代人に必須のリテラシー
現代医療の基礎理論である西洋医学の世界では、端的にいうと「正常」と「異常」の二つの概念しかありません。たとえ目の前の患者さんが辛い症状を訴えていたとしても、検査データや画像の所見で異常がなければ「あなたは正常です」ということになります。
ただ、現実には画像でも数値でもとらえられない「異常」があるものです。「病気」と「病気でない」の間には明確な境界線があるわけではなく、グラデーションで連続的につながっているのです。この、病気にいたる前を「未病」といいます。
では、はっきりとした原因のない「未病」の正体はいったい何でしょうか? その疑問に対して一つの道筋を示すのが、本書の目的です。
◉なぜ人は病気になるのか?
それは、大きく次の5つに整理できます。
・慢性炎症
・低血糖
・睡眠不足
・ストレス
・運動不足
この5つの現象が、病気を引き起こす「根本原因」です。
これらの5つを引き起こさないための食事・運動・睡眠のポイントを知り、生活習慣を改善していくことで、不定愁訴を改善することができ、肝臓デトックスや腸内環境が正常になり、結果としてあらゆる不調を予防する、あるいは治療する。このことを、私が医師として最終的に到達した「分子栄養学」の理論をベースに、本書の中で伝えています。
書籍要約は次回の記事に続きます。ぜひこちらも読んでいただけると幸いです。
https://aqua-medical-c.com/2022/08/09/7859/
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