みなさん、こんにちは。
院長の寺田です。
なんと本書がAmazon 12部門1位を獲得しました!ありがとうございます!
今回も前回に引き続き、本書の内容をお伝えしたいと思います。
動画で解説を聞きたい方はコチラ▼
https://youtu.be/wWq_gsZnmfE
なぜ、カラダのパフォーマンスが下がるのか?
皆さんは、なぜ心と体のパフォーマンスが落ちるのか考えたことがあるでしょうか?それにはある重要な体の小細胞器官で、本書の〝主役〟である「ミトコンドリア」が関わっているのです。
私たちの体は、最小単位である細胞が約37兆個も寄り集まってできているといわれています。その細胞内におけるミトコンドリアの、最も重要な役割は、「アデノシン3リン酸(ATP)」 というエネルギー物質をつくり出すことです。
息をする。体を動かす。代謝する。解毒する。人間は、生きていくうえで様々な体内活動を、起きている間も寝ている間も行っています。それらの体内活動に必要なエネルギーこそがATPです。
ミトコンドリアは、そのATPをつくり出す「エネルギー産生工場」であり、 それにより37兆個もの細胞が24時間絶えず稼働することができるのです。
エネルギーの原料はなに?
ミトコンドリアがつくり出すATPの材料となる栄養素は「炭水化物(糖質)・脂質・ タンパク質」の3つです。
これらの原料からATPを作りだします。
その機能が低下するということは、すなわち十分にATPが作られなくなるということ。
ATPが作られなくなると、私たちが体を動かしたり、ものを考えたりする様々な器官にエネルギーが行き渡らなくなり、機能がストップしてしまいます。
わかりやすく言い換えれば、体の「充電切れ」です。すると、私たちの体にどんな弊害が生じるのでしょうか?
それを列挙したものがこちらの図です(表1)。
一つひとつはどれも大した症状ではないのですが、誰しもひとつ以上は当てはまる症状ではないでしょうか?
ミトコンドリアの機能低下が、体の正常な生命活動を営むことを困難にし、どこの病院に行っても原因がわからない不定愁訴を引き起こす。そして不調がどんどん悪化し、やがて病気になっていくのです。
では、そのミトコンドリアの機能低下=「充電切れ」は、何が原因となって引き起こされるのでしょうか?
ミトコンドリア機能低下をもたらす3つの原因
それは
- 腸内環境の乱れ
- 毒素の蓄積
- 活性酸素
です。
ミトコンドリアからATPをつくり出すプロセスに対して、これらの3つの原因が悪影響をもたらし、ミトコンドリアの機能を低下させるイメージが伝わったでしょうか?
このことをふまえると、ミトコンドリアの機能を高めるポイントは、
1)腸内環境を整えること、
2)デトックス機能を整えること
3)抗酸化機能を整えること
です。これらの「3つの〝整える〟」を日ごろの生活において意識し、ミトコンドリアを元気に「育てる」ための生活習慣を、私は「ミト育」と名づけました。
ミトコンドリア機能低下をもたらすこれら3つの原因を改善すること、それが本書でお伝えしたい「元気なカラダを手にいれる3つのミト育」になるわけです。
次回からこれら3つを整える方法について、詳しく説明していきます。