予防医学 治療について 院長ブログ

 

健康な人でも1日5000個ほどのガン細胞が出来ていると言われています。しかし、私達のカラダには、がん細胞と戦うシステムが備わっています。

がん細胞が増殖しないように自ら抑制・死滅したり、体内のパトロールをしているNK細胞が がん細胞を破壊してくれ、毎日戦い続けてくれているのです。

 

細胞にはカラダの設計図であるDNAがあります。

喫煙・飲酒などの生活習慣の乱れによる酸化ストレスや、紫外線・排気ガス・農薬・ウィルスや細菌などによる外的要因で、DNAを損傷させてしまうことがあります。

 

時として生き残ってしまった細胞が、ミスコピーを繰り返し増殖してしまうことが、がん化の始まりの一つの原因と言われています。

 

私達の肉眼では見えない小さな細胞が、検査で発見できる1cm程度のサイズに育つまでには10年から20年程度かかります。

 

しかし、1つが2つ、2つが4つと倍々に細胞分裂を繰り返すので、1cmから2cm サイズの早期段階はわずか1年半程度しかありません。

 

日本人の死因1位が「がん」によるもので、3人に1人がガンで亡くなっている割合になります。

その原因の一つに初期症状がほとんどなく、日常生活にも支障がないため、発見が遅れてしまう事が挙げられます。

 

がんの部位にもよりますが、全体でみても5割、早期発見の段階で治療を開始できれば、9割程度が完治できる時代になりました。

 

医学が発達した現代では、がん=不治の病ではないのです。

 

しかし、血液検査、内視鏡、PET-CT、超音波 …

どの検査を受けていいかわからない。

 

肺・胃・大腸・肝臓・乳腺・子宮・前立腺 ….

一部検査しても、他の部位も心配。

 

フルコースの人間ドックを受ければ、泊りがけで時間も費用もかかってしまう。

 

忙しい現代人には、検診を受けたくてもなかなか気軽に受けるというのは難しいかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし

「尿中ジアセチルスペルミン」という最近注目されている測定があります。

 

この検査は、体内のがん細胞から大量に放出される「ジアセチルスペルミン」の、尿中排泄量を測定するものです。

 

これは細胞分裂に遺伝子のコピーなどを行う大切な役割を担っており、私達の細胞の生まれ変わりにも必要不可欠です。

 

がん細胞は正常細胞に比べ、細胞分裂を異常に繰り返し増殖するので、その分ジアセチルスペルミンも大量に放出します。

 

近年測定されている多くのがんマーカーは、それぞれの臓器のがんで特異的なものが多いですが、ジアセチルスペルミンは器官や臓器に捕らわれることなく、様々な種類のがんを総合的ながんリスクとしてみることが出来ます。

 

その為、新しいがんマーカーとして早期発見の有用性が大変注目されています。

 

 

 

 

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最近では新しい測定法があります。

 

◯ 尿検査なので痛くありません

◯ 専用の機器で短時間で測定できます

◯ 他の検査に比べ、手軽に安価に測定できます

◯ 早期段階から様々ながんとの相関関係がわかります

 

 

 

 

がんだったらショックだから知りたくない → ×

がんを早く見つけられたので完治できた → ◎  です。

 

まずは、気軽に測定してみてください。

それが、がん検診の第一歩です。

 

 

 

ジアセチルスペルミン検査(がん早期発見検査)

 

 

 

 

 

 

 

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おしまい