お知らせ

高血圧は、初期段階でははっきりとした症状が出にくい病気です。
数値が高くても普段通りに生活をできることが多いため、健康診断などで高血圧を指摘されても「忙しいから」「まだ大丈夫そうだから」と受診を先延ばしにしてしまう方もいます。

しかし、自覚症状がない間にも血管や心臓には少しずつ負担がかかっています。放置すると、将来的に脳卒中や心筋梗塞、腎臓病などのリスクが高くなることがあります。

この記事では、血圧が高いときに出やすい症状、すぐに受診した方がよいサイン、内科に相談する目安について解説します。

「高血圧」とは

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力のことです。
この力が慢性的に高い状態を「高血圧」といいます。

高血圧は日本人に最も多い病気であり、国内の患者数は4,300万人と推定されています。
しかし、その中で適切な治療を受けて血圧をコントロールできているのは、約36%と見積もられています。

高血圧の状態が続くと、動脈硬化をはじめとした血管系の病気を引き起こす可能性があります。
高血圧による動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気につながることも少なくありません。

高血圧の目安数値

高血圧の診断基準は以下の通りです。

分類収縮期血圧(最高血圧)/拡張期血圧(最低血圧)
診察室での測定≧140 かつ/または ≧90
家庭での測定≧135 かつ/または ≧85
参照:高血圧管理・治療ガイドライン2025

ただし、家庭血圧が130を超えた場合は、医療機関の受診をおすすめします。

高血圧についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
高血圧とは?原因・放置リスク・治療方法をまとめて解説

高血圧は自覚症状が出ないことが多い

悩む高齢女性

高血圧で注意したい点は、自覚症状がなく、気付いた時には病気が進行していることです。
高血圧の状態が続くと、血管が硬くなり、動脈硬化が進みやすくなります。その結果、将来的に脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下などを発症することがあります。

このように、静かに病気が進行することから、高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれています。

血圧が高いと出やすい症状

高血圧の初期段階では無症状のことが多い一方で、血圧が急激に高くなった場合や、著しく血圧が高い状態が続く場合には、次のような症状が見られることがあります。

  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸・息切れ
  • 肩こり・首のこり
  • 目がかすむ・チカチカする

1:頭痛

高血圧の症状として、まず「頭痛」が挙げられます。
特に後頭部にズキズキとした痛みが出ることがあります。

このような頭痛が長引く場合には、一度医療機関の受診をおすすめします。

ただし、普段とは違う激しい頭痛、吐き気を伴う頭痛、意識がぼんやりするような頭痛がある場合は注意が必要です。早めの医療機関受診や救急相談を検討してください。

2:めまい

めまいも、高血圧の方に顕著な症状です。
血圧の上昇や変動によって、脳の血流が不安定になるためです。

ただし、めまいは耳の病気、貧血、脱水、低血圧、不整脈、薬の影響、脳の病気などでも起こります。

「血圧が高いからめまいがする」と決めつけず、症状の出方を確認することが大切です。
支えなしで立てないほど急にふらつく、片側の手足に力が入りにくい、ろれつが回りにくい、といった症状がある場合は、脳卒中などの可能性も考えられます。

3:動悸・息切れ

血圧が高い状態が続くと、心臓は強い力で血液を送り出し続けるため、負担が大きくなります。
また、心臓を動かすために、以前よりも多くの酸素が必要になります。
その結果、動悸や息切れを感じることがあります。

「年齢のせいで疲れやすくなったのかも」と放置してしまいがちな症状ですが、高血圧のサインの可能性もあるのです。

ただし、階段や坂道で以前より息切れしやすい、胸が圧迫される感じがある、冷や汗を伴う胸の痛みがある場合は、高血圧だけでなく心臓の病気が隠れている可能性もあります。早めに内科や循環器内科へ相談しましょう。

4:肩こり・首のこり

高血圧によって血圧が緊張している状態が続くと、肩こりや首のこりが出る場合があります。

ただし、肩こりによる高血圧は誤認も多いため、家庭血圧を数日から数週間記録し、実際に血圧が高い状態が続いているか確認することが大切です。

5:目がかすむ・チカチカする

高血圧の状態が続くと、網膜の出血や視神経のむくみが生じることがあります。
すると、いつもより目がかすんだり、チカチカしたりと、視界に異常が出ます。

この状態が続くと「高血圧性網膜症」を引き起こす可能性もあります。

どの症状も「年齢のせいかも」「ストレスが溜まっているのかも」と、見逃しやすい症状です。
病気が進行する前に、一度医療機関を受診しましょう。

速やかな受診・救急相談を考えたい危険な症状

血圧が高いだけで、必ず救急対応が必要になるわけではありません。
しかし、次のような症状を伴う場合は速やかな受診、または救急相談が必要です。

  • 突然の激しい頭痛
  • 顔の片側のゆがみ
  • ろれつが回らない
  • 急激な視力低下
  • 物が二重に見える
  • 突然のしびれ
  • 急な息切れ
  • 呼吸困難
  • 急なふらつき
  • 片方の腕や足に力が入らない
  • 胸や背中の激しい痛み

特に、突然の激しい頭痛、支えなしで立てないほどの急なふらつき、ろれつが回りにくい、片方の腕や足に力が入らない、急な息切れや呼吸困難などは、救急相談が必要な可能性が高いです。

高血圧を放置するリスク

高血圧は、症状がないから大丈夫という病気ではありません。
むしろ、症状がないまま進むため、気づいたときには重大な病気が進行していることがあります。

高血圧の状態が続くと、脳では脳梗塞や脳出血、心臓では狭心症・心筋梗塞・心不全、腎臓では腎機能低下などのリスクが高まります。糖尿病や脂質異常症、喫煙、肥満が重なると、血管への負担はさらに大きくなります。

健康診断で血圧を指摘された方、家庭血圧が高い状態が続く方は、症状がなくても一度医療機関で相談することをおすすめします。

高血圧の診断では何科を受診する?

健康診断で血圧を指摘された場合や、家庭血圧(家庭で測定した血圧)で高い数値が続く場合は、まず内科で相談できます。

高血圧は生活習慣病の一つであるため、糖尿病、脂質異常症、肥満、腎機能、心臓の状態などを併せて確認することが大切です。

江東区亀戸・押上周辺で「健診で血圧が高いと言われた」「自宅で測ると血圧が高い」「高血圧のような症状が気になる」という方は、当院・アクアメディカルクリニックへ一度ご相談ください。

高血圧での受診から治療までの流れ

問診表

高血圧での受診から治療までは、以下の流れで進めます。

工程内容・ポイント
1:受診する病院を決定高血圧は「内科」で診断できます。
治療には定期的な通院が必要なため、通いやすい病院を選びましょう。
2:受診準備健康診断の結果表や、普段の血圧をメモしたノートなどを準備しましょう。
3:受診・診断高血圧の診断では、血圧測定を行います。
血圧測定は複数回行い、最終的な診断を行います。
合併症が考えられる場合には、CTやレントゲン撮影なども行います。
4:治療開始食事療法・運動療法を中心に、治療を進めます。
場合によっては薬物療法も行います。
診察室での血圧が130/80mmHg未満、家庭での血圧が25/75mmHg未満になることを目指します。
5:定期的な検査高血圧は完治が難しい病気とされています。
治療によって血圧が安定した後も、定期的な通院・検査を行います。

詳しくはこちらのページもご覧ください。
高血圧‐アクアメディカルクリニック

血圧が高いときに自己判断でしてはいけないこと

高血圧と診断されると「すぐに血圧を下げなければ」と焦ってしまう方もいます。
しかし、自己判断で対処すると、かえって体に負担をかけてしまうことがあります。

まず、処方されている血圧の薬を自己判断で増やしたり、反対に中断したりするのは避けましょう。
血圧の薬は、血圧の数値や年齢、腎臓・心臓の状態、ほかに飲んでいる薬などを確認したうえで調整します。 数値が高い日があるからといって、自己判断で薬の量を変えるのは危険です。

また、血圧を下げようとして、急に激しい運動をしたり、長時間の入浴やサウナで汗をかいたりすることもおすすめできません。
特に、胸の痛み、息苦しさ、強い頭痛、めまいなどの自覚症状があるときに無理をすると、症状が悪化する可能性があります。

とは言え、何もせず「少し休めば下がるだろう」と放置し続けることにも注意が必要です。
一時的に血圧が高くなっているだけなのか、普段から高い状態が続いているのかを確認するためにも、家庭血圧を記録し、必要に応じて内科で相談しましょう。

血圧が高めの人が今日からできる対策

血圧が高めの方は、まず生活習慣を見直すことが大切です。

特に重要なのは減塩です。
1日の塩分の摂取量を6g以下に抑え、野菜や果物を積極的に食べましょう。

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、減塩に加えて、野菜や果物に含まれるカリウムの摂取、魚・全粒穀物・低脂肪乳製品などを意識した食事、適正体重の維持、飲酒量への注意などが紹介されています。
ただし、腎臓病がある方はカリウムの摂取制限が必要な場合もあるため、医師の指示に従ってください。

参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「栄養・食生活と高血圧」

また、運動不足、睡眠不足、ストレス、喫煙も血圧に影響します。
まずは「汁物を残す」「体重を毎日測る」「一駅分歩く」「お酒の量を見直す」など、続けられることから始めましょう。

ただし、激しい運動や極端な食事制限などは注意が必要です。
具体的な対策方法は医師にご相談ください。

江東区・亀戸・押上周辺の糖尿病治療はアクアメディカルクリニックへ

アクアメディカルクリニックでは、以下のようなご相談を受け付けています。

  • 健康診断で「血圧が高い」「再検査が必要」と言われた方のご相談
  • 家庭血圧が高い状態が続いている方の確認
  • 頭痛・めまい・動悸・息切れなど、血圧に関連する症状の相談
  • 糖尿病・脂質異常症・肥満など、生活習慣病を含めた検査・管理
  • 食事、運動、飲酒、喫煙、睡眠、ストレスなど生活習慣の見直し
  • 必要に応じたお薬による血圧管理
  • 江東区亀戸・押上周辺で内科を探している方の受診相談

高血圧は、血圧の数値だけを見るのではなく、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、腎機能、生活習慣などを含めて全身のリスクを確認することが大切です。
当院では、内科・消化器内科クリニックとして、地域の皆さまの生活習慣病管理をサポートしています。

江東区亀戸・押上周辺で内科をお探しの方、健康診断後の再検査や生活習慣病の相談をご希望の方は、お気軽にご相談ください。