お知らせ

健康診断や人間ドックなどで「慢性胃炎かもしれない」と言われたことはありませんか?

慢性胃炎には、ピロリ菌が関係しているもの、萎縮性胃炎を伴うもの、症状はあるものの内視鏡では大きな異常が目立たないものなどがあり、詳しい状態は人によって異なります。

そのため、「慢性胃炎と言われた」という病名だけで判断するのではなく、原因や胃粘膜の状態、これまでの検査歴などを総合的に確認することが大切です。

この記事では、慢性胃炎と診断された後に確認したいポイントや、受診・再検査を検討したほうがよいケースについて解説します。

慢性胃炎とは

慢性胃炎の女性のイメージ画像

慢性胃炎とは、胃の粘膜に炎症が長く続いている状態を指します。
胃もたれ、みぞおちの痛み、吐き気、食欲不振などの症状が出ることもありますが、なかには自覚症状がほとんどなく、健康診断や胃カメラ検査で初めて気づく方もいます。

慢性胃炎の原因には、ピロリ菌への感染、薬剤の影響、飲酒、喫煙、ストレス、加齢などが関係することがあります。
特にピロリ菌への感染がある場合は、胃粘膜の炎症が長引き、萎縮性胃炎へ進行することがあります。

慢性胃炎の症状や原因、実際の診療例について詳しく知りたい方は、下記のページもあわせてご覧ください。
慢性胃炎

慢性胃炎と診断されたら、まず確認したい3つのこと

メモ帳

慢性胃炎と聞くと、「胃薬を飲んで様子を見ればいいだろう」と考える方もいます。
しかし、慢性胃炎は主な原因や胃の状態によって、その後の対応が変わります。

まず確認したいのは、次の3つです。

  • ピロリ菌の感染歴
  • 胃の詳しい状態
  • 萎縮性胃炎の有無

1:ピロリ菌感染の有無

慢性胃炎が疑われる場合は、まずピロリ菌への感染の可能性を調べます。
ピロリ菌は胃の粘膜に住み着く細菌で、ピロリ菌に感染している状態が続くと、慢性胃炎を発症します。

また、ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍、胃がんのリスクを高めます。
特に胃潰瘍・十二指腸潰瘍を発症した方の90〜100%がピロリ菌に感染していると言われています。

2:胃の詳しい状態

健康診断や人間ドックなどでは、基本的にバリウム検査が行われますが、バリウム検査だけでは胃の詳しい異常や粘膜の変色を見つけることは難しいとされています。

そのため、慢性胃炎が疑われる場合には、胃カメラ検査によって胃粘膜の状態を詳しく検査する必要があります。

胃カメラで精密な検査を行うことで、胃がんの早期発見・早期治療も期待できます。

3:萎縮性胃炎の有無

萎縮性胃炎とは、胃粘膜の炎症が長く続くことで、胃の粘膜が薄くなった状態を指します。
つまり慢性胃炎が長期間続くと、萎縮性胃炎へと進行するのです。

そのため、慢性胃炎を指摘された場合は、萎縮性胃炎へと進行していないかを確認する必要があります。

「慢性胃炎=すぐに危険」とは限らないが、放置してよいとも限らない

健康診断で慢性胃炎と診断されたからといって、すぐに深刻な病気を発症するとは限りません。症状が軽い初期段階の方や、詳しい検査では大きな異常が見つからない方もいます。

一方で、「症状がないから大丈夫」と自己判断してしまうのは注意が必要です。慢性胃炎や萎縮性胃炎は、強い痛みがなくても進行していることがあります。また、胃がんの初期は症状がはっきり出ないこともあります。

特に、次のような場合は、放置せず内科・消化器内科で相談することをおすすめします。

  • 胃もたれや胃痛が長く続いている
  • 食欲が落ちている
  • 体重が減ってきた
  • 黒い便が出た
  • 貧血を指摘された
  • ピロリ菌陽性と言われた
  • 萎縮性胃炎を指摘された
  • 家族に胃がんを発症した人がいる
  • 40歳以上で胃カメラを受けたことがない

これらに当てはまる場合、単なる胃炎と思っていても、胃潰瘍、逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、胃がんなど、別の病気が隠れている可能性もあります。

大切なのは、必要以上に不安になることではなく、現在の胃の状態をきちんと確認することです。

慢性胃炎とピロリ菌の関係

慢性胃炎原因の一つとして、「ピロリ菌への感染」が挙げられます。

ピロリ菌は胃の粘膜に住み着く細菌で、感染が長く続くと慢性胃炎を発症します。
そのまま放置すると、やがて胃の粘膜が薄くなる「萎縮性胃炎」につながることがあります。

もちろん、慢性胃炎のすべてがピロリ菌によるものではありません。
薬剤、飲酒、喫煙、加齢、自己免疫の異常などが関係することもあります。

ただし現在の日本では、60歳以上の方の約7割が、ピロリ菌に感染していると言われています。
ピロリ菌感染は慢性胃炎のほかにも、胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの発症リスクを高めるため、まずはピロリ菌に感染しているかどうかを確認することが大切です。

過去にピロリ菌検査を受けたことがない方、以前陽性と言われたままになっている方、除菌治療をしたかどうか覚えていない方は、診察時にその旨を伝えましょう。

ピロリ菌検査でわかること

ピロリ菌検査では、胃の中にピロリ菌がいるかどうかを検査します。

検査方法には、息を採取して調べる尿素呼気試験、便を使う便中抗原検査、血液検査、胃カメラ時に胃粘膜の組織を採取して調べる方法などがあります。
どの検査が適しているかは、内服している薬、過去の除菌歴、胃カメラの結果などによって変わります。

ピロリ菌が陽性だった場合、慢性胃炎の原因のひとつとして考え、除菌治療を検討することがあります。一方で、ピロリ菌検査だけでは、胃粘膜がどのくらい萎縮しているか、潰瘍やポリープ、胃がんを疑う変化がないかまでは十分にわかりません。

そのため、胃の状態を直接確認する必要がある場合には、胃カメラ検査も必要になります。

▷当院のピロリ菌検査についてはこちら

慢性胃炎と胃カメラ検査

内視鏡検査の様子

ピロリ菌検査が「感染の有無を調べる検査」だとすれば、胃カメラ検査は「現在の胃粘膜の状態を確認する検査」です。

胃カメラ検査では、慢性胃炎の程度だけでなく、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ポリープ、逆流性食道炎、胃がんを疑う異常や変化などを確認できます。必要に応じて、胃粘膜の一部を採取して詳しく調べることもあります。

胃粘膜の萎縮がどの程度あるか、ピロリ菌感染を疑う所見があるか、潰瘍やポリープがないか、胃がんを疑う変化がないかなどを総合的に確認します。
これにより、今後ピロリ菌検査や除菌治療が必要か、合併症やほかの重大な病気が隠れていないかどうかを判断しやすくなります。

胃カメラを受ける意義は、単に病名を確認することではなく、胃の状態を見たうえで、その後の治療や経過観察につなげることにあります。

▷当院の胃カメラ検査についてはこちら

慢性胃炎の治療方法

慢性胃炎の治療方法は、原因や症状、胃カメラの所見によって異なります。
主な治療方法としては、ピロリ菌の除菌治療、症状に応じた薬物療法、生活習慣の改善があります。

1:ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌が陽性だった場合は、除菌治療を検討します。

一般的な除菌治療では、胃酸を抑える薬と複数の抗菌薬を一定期間内服します。
治療後には、ピロリ菌がきちんと除菌できたかどうかを確認する検査を行います。

除菌治療は、内服後に除菌判定を行い、成功しているかを確認するところまでが一連の流れです。
自己判断で薬を中断したり、除菌判定を受けずにそのままにしたりすると、治療効果を正しく確認できません。

また、ピロリ菌の除菌に成功しても、病気の発症リスクが完全になくなるわけではありません。
特に、すでに萎縮性胃炎がある方や、長期間ピロリ菌に感染していた可能性がある方では、除菌後も胃カメラで経過を確認することがあります。

2:薬物療法

胃液の分泌を抑える薬や胃粘膜を保護する薬を用いて、胃の負担を減らしながら、慢性胃炎の症状をやわらげます。

胃痛、胃もたれ、胸やけ、吐き気などの症状がある場合は、症状に応じて薬を調整します。
慢性胃炎と診断されたからといって、すべての方に同じ薬を使うわけではなく、症状の出方や胃カメラの所見に合わせて治療を考えます。

薬を使っても症状が続く場合は、慢性胃炎以外の原因も考える必要があります。
たとえば、胃カメラで大きな異常がないにもかかわらず胃もたれや胃痛が続く場合は、機能性ディスペプシアなどが関係していることもあります。

そのため、症状が続く場合は「慢性胃炎だから仕方ない」と決めつけず、薬の内容や検査結果を見直しながら、原因を考えていくことが大切です。

3:生活習慣の改善

慢性胃炎には、食生活や飲酒、喫煙、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の乱れが影響していることもあります。
薬だけでなく、胃に負担をかける習慣を見直すことも治療の一部です。

見直したい生活習慣には、次のようなものがあります。

  • 食べすぎを避ける
  • アルコールを控える
  • 夜遅い食事を避ける
  • 脂っこい食事や刺激物を控える
  • 喫煙している方は禁煙を検討する
  • 睡眠不足やストレスをためすぎない
  • 胃に負担をかける薬を飲んでいないか確認する

ただし、生活習慣を整えればすべての慢性胃炎が改善するわけではありません。
ピロリ菌感染や萎縮性胃炎が関係している場合は、検査や治療が必要になることがあります。

慢性胃炎の治療では、原因を確認し、詳しい胃の状態を把握したうえで、除菌治療・薬物療法・生活習慣の改善を組み合わせて、その方に合った治療と経過観察を行うことが大切です。

江東区亀戸・押上周辺で慢性胃炎の相談ならアクアメディカルクリニックへ

健康診断や人間ドックで慢性胃炎を指摘された方、ピロリ菌感染が心配な方、胃もたれ・胃痛・みぞおちの痛みなどの症状が続いている方は、アクアメディカルクリニックへご相談ください。

当院では、次の3点に注力しています。

  • ピロリ菌検査・除菌治療に対応
  • 胃カメラによる精査に対応
  • 江東区・亀戸・押上・錦糸町から通いやすい立地

1:ピロリ菌検査・除菌治療に対応

慢性胃炎の背景には、ピロリ菌が隠れていることが多々あります。
ピロリ菌に感染した状態が続くと、胃粘膜の炎症が慢性化し、萎縮性胃炎へ進行することがあります。

当院では、ピロリ菌検査や除菌治療に対応しています。
院内で呼気検査を行うため、当日に結果説明や治療を開始できるほか、除菌後の判定検査についてもご相談いただけます。

健康診断で慢性胃炎を指摘された方や、これまでピロリ菌検査を受けたことがない方は、一度ご相談ください。

詳しくは下記のページをご覧ください。
ピロリ菌検査

2:胃カメラによる精査に対応

慢性胃炎と診断された場合、ピロリ菌の有無だけでなく、胃粘膜の状態を確認することも大切です。

胃カメラ検査では、慢性胃炎の程度、萎縮性胃炎の有無、胃潰瘍、ポリープ、胃がんを疑う変化などを直接確認できます。

当院では、極細のスコープを鼻から差し込む「負担の少ない胃カメラ検査」に対応しています。
胃もたれ、胃痛、吐き気、食欲不振などの症状が続いている方や、前回の検査から期間が開いている方もご相談ください。

詳しくは下記のページをご覧ください。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)

3:江東区・亀戸・押上・錦糸町から通いやすい立地

慢性胃炎では、治療後の経過観察や定期的な検査が必要になることもあります。
そのため、無理なく通院できる医療機関を選ぶことも大切です。

当院は、押上駅より徒歩約15分、亀戸駅・錦糸町駅より徒歩約20分の場所にあります。
駐車場は2台分を完備しており、お車での通院も可能です。

また、WEB予約では24時間いつでもご予約をお取りいただけます。

江東区・亀戸・押上・錦糸町周辺にお住まいの方はもちろん、近隣でお勤めの方もお気軽にご相談ください。