栄養療法 院長ブログ

みなさん、こんにちは。

院長の寺田です。

この記事では、健康診断と栄養療法の血液検査の診断の違いについて、質問形式で答えていきます。

前回に続き、オーソモレキュラー療法における血液検査について解説しています。

薬による治療と栄養療法では、何が違うのか?栄養療法はどんな病気にアプローチできるのか?サプリメントを服用する上での注意点なども解説しています。

 

動画で解説を聞きたい方はコチラ▼

 

Q7:

薬による治療と、サプリメント療法や生活習慣の改善による治療は、どのように異なるのですか?

A7:

確かに薬は現代医学には欠かせない存在です。しかしその一方、薬では治すことができない病気もありますし、なかには副作用の強い薬もあります。一方、栄養療法は、本来、体が必要としている栄養素を外部から補うものであり、体の栄養状態を整えて人間の免疫力を高めたり、自然治癒力を最大化したりしてくれます。また多くの病気は、炎症や睡眠不足、運動不足、血糖値の乱高下、ストレスなどが原因となっています。それらを取り除かない限り、根本的な治療とはいえないでしょう。

Q8:

薬による治療は対症療法である、ということですか?

A8:

確かに薬による治療は、急性の症状を抑えるのに効果的です。しかし栄養療法は、細胞レベルに働きかけて健康へ導いていくもの。症状を改善するだけではなく、自分で自分の健康状態をコントロールし、病気を根治することを目的にしています。

Q9:

それは「細胞レベルに働きかける」というのが特徴なのですか?

A9:

そうです。これが、いわゆる「食事療法」や「栄養指導」とは異なる点です。人間の体は約37兆個の細胞でできています。これら一つひとつの栄養状態を整えることで細胞の働きを活性させ、分子レベルから代謝の改善を図り、機能を回復させるのが栄養療法の特徴です。

Q10:

栄養療法はどんな病気に有効なのですか?

A10:

がんや認知症、うつ病、アレルギー、婦人科系疾患、さらには美容面での問題などさまざまな病気に応用されています。アメリカやカナダをはじめ、欧米では多くの医療機関が治療に取り入れており、今後、日本でも広がるだろうと予測されます。

Q11:

最後にメッセージをお願いします。

A11:

栄養療法では、確かにサプリメンテーションがとても重要な役割を果たしますが、実のところ、市販されているサプリメントは玉石混交なのが実情。

ドラッグストアやコンビニエンスストアなどでも手軽に購入することができますが、服用できればなんでも良いというわけではありません。

良いサプリメントは、品質の安定性が担保され、また、原料や製造ルートなども明確に公示されています。

しかし、一般の方がサプリメントの良し悪しを見極めるのはとても困難。サプリメントを服用するときには、なにより品質を重視すること。その点、栄養療法を実践している医師が紹介しているサプリメントは、品質が保証されていますから安心です。

 

いかがでしたか?

健康診断で行われる血液検査も、オーソモレキュラー療法で行われる血液検査も、どちらも病気を予防するという点では目的が一緒ですが、病気の芽を見極める方法が異なります。両方の特徴やメリットを抑えておくことで、検査結果を正しく日常生活に生かすことができるのです。

 

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