院長ブログ

私たちが、生きるために摂取しなければならないものは大きく5つに分類されます。
それは、必要度が高い順に、「空気」、「水」、「三大栄養素(糖類、たんぱく質、脂質)」
そして「微量栄養素(ビタミン・ミネラル)」です。

このどれか1つでも欠けてしまうと、私たちは生きていくことはできません。

一方、サプリメントとして「注目の新素材!!」と
広告され良く見かける成分には、様々なものがあります。

これらの素材は、「機能性栄養素」と呼ばれています。
「機能性栄養素」はその成分を補うべき人が
適切な量を補えば効果が期待できる可能性はありますが
全ての人、全ての状況で必要なモノではありません。

特定の症状や悩みの改善を期待して機能性栄養素を摂取しても
ベースとなる5大栄養素のバランスが悪くては、なかなか状況は改善しません。

まずは、普段の食事で5大栄養素がバランス良く摂取できているのかを見直し
食事だけで不足を改善しにくい微量栄養素がある場合に
サプリメントを利用するのが現実的かつ効果的な方法です。

「野菜を多く食べている」「日本食を食べるよう心がけている」という人が
実は栄養失調で体を病んでいるということも珍しくありません。

品数が多く色的にも鮮やかで、一見、健康的な食事のように見えても
食材選びや加工法に気を付けていないとビタミン・ミネラルが
思ったほど取れていないと言う事実が、最近の報告で明らかになってきました。
次回はその辺について、お話していきます。